インスタントラーメンはどれだけ経済的? 昼食がコンビニ弁当だった場合と比べ、月の食費はどれだけ違う?

配信日: 2025.02.21

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インスタントラーメンはどれだけ経済的? 昼食がコンビニ弁当だった場合と比べ、月の食費はどれだけ違う?
毎日の昼食代を少しでも節約したいと考えたことはありませんか。 コンビニ弁当は手軽で便利ですが、毎日続けると食費がかさみます。
 
一方で、インスタントラーメンは低コストで手に入るため、節約には最適な選択肢のように思えます。では、実際にどれほどの差があるのでしょうか。
 
インスタントラーメンとコンビニ弁当、それぞれを昼食にした場合の月の食費を比較し、どれだけ経済的かを検証します。
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ランチ代の平均は

リクルートの「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏の約1万人を対象に、平日ランチの実態をインターネット調査しました。
 
全体の平均予算は452円です。「自炊や弁当」の平均は392円でした。最も高額だったのは「出前・デリバリー」で1368円、次いで「外食店での飲食」が1243円となりました。
 
この結果から、食費の節約を重視する人が自炊や弁当を選び、利便性や食事の楽しみを重視する人は出費をいとわず外食やデリバリーを利用していることが分かります。
 

働き方の変化とランチ選びの関係

近年の働き方の変化がランチの選び方にも影響を与えています。テレワークの普及により増えていた「在宅勤務が増えたため」「テレワークが定着したため」といった理由でのランチ選びは、減少しました。
 
一方で、「コロナ前の働き方に戻りつつあるため」という理由は増加していることから、コロナ禍で一時的に広がった働き方が、徐々に元のスタイルに戻りつつあることがうかがえます。
 
また、「業務の効率化が求められたため」「職場や取引先に異なる働き方の人が増えたため」「人手不足で仕事量が増えたため」といった要因も、減少傾向にあり、社会全体が、コロナ禍や働き方改革の大きな変化の時期を経て、少しずつ安定した状態へ移行していることがわかります。
 

インスタントラーメンを昼食にした場合の月の食費

価格コムによるとインスタントラーメンの価格は表1の通りでした。(小数点以下は四捨五入)
 
表1

1食あたりの価格
インスタントラーメンA 105円
インスタントラーメンB 70円
インスタントラーメンC 108円
インスタントラーメンD 110円
インスタントラーメンE 124円

筆者作成
 
インスタントラーメンの1食あたりの平均価格は103.4円です。インスタントラーメンを昼食にした場合、1ヶ月(30日間)の食費は3102円になります。
 

コンビニ弁当を昼食にした場合の月の食費

各コンビニののり弁当の価格を調査した結果、表2のようになりました。
 
表2

コンビニA 537円
コンビニB 448円
コンビニC 560円

筆者作成
 
このデータから、1食あたりの平均価格は515円となります。これを毎日昼食として購入すると、1ヶ月の食費は1万5450円です。
 

インスタントラーメンを健康的に食べる工夫

「インスタントラーメンや冷凍食品は体に悪いのでは?」と思う人もいるでしょう。確かに、毎日毎食インスタントラーメンを食べ続けると、塩分の摂りすぎになり健康に良くありません。しかし、スーパーで手に入る一般的な食品の中で「絶対に食べてはいけないもの」はありません。
 
例えば、インスタントラーメンを食べる際に、ちくわ2本と冷凍ほうれん草を一緒に鍋に入れて茹でるだけで、主食に加え、たんぱく質と野菜も摂れます。ちくわの代わりに市販のチャーシューを使うのもよいでしょう。こうすることで、インスタントラーメンが栄養バランスの取れた一食になります。
 
気になる塩分対策として、お湯の量を規定より少し多めにする、またはスープの素を減らして味を薄めるといった方法が効果的です。さらに、スープをすべて飲み干さずに残すことで、塩分摂取を抑えることができます。
 

インスタントラーメンを昼食にした場合とコンビニ弁当を昼食にした場合の差は1ヶ月あたり1万2348円

コンビニ弁当とインスタントラーメンの昼食費を比較すると、インスタントラーメンの方が大幅に節約できることが分かります。平均的なコンビニ弁当は1食あたり515円で、1ヶ月の食費は1万5450円です。
 
一方、インスタントラーメンは1食103.4円で、月の食費は3102円となり、1万2348円の節約になります。
 
ただし、インスタントラーメンは塩分が多く、栄養バランスに偏りがあるため、ちくわや冷凍ほうれん草を加えるなどの工夫が必要です。また、スープを薄めたり、残したりすることで塩分摂取を抑えることができます。工夫次第で、コストを抑えながら健康的な昼食をとることが可能です。
 

出典

リクルート 働く人の平日ランチ「自炊」が最多も2年連続で減少 予算は、自炊以外のすべての食べ方で前年比増額のインフレ傾向 全体平均452円、「出前・デリバリー」1,368円、「外食」1,243円
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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