夜中に寒くて目が覚める! 暖房を「つけっぱなし」にしたいけど、電気代が「月2000円」アップ!? 体への影響もあわせて解説

配信日: 2025.02.28

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夜中に寒くて目が覚める! 暖房を「つけっぱなし」にしたいけど、電気代が「月2000円」アップ!? 体への影響もあわせて解説
寒さが厳しい真冬、暖房は必須アイテムという人も多いでしょう。
 
就寝する真夜中は特に冷え込むため、夜中に寒さで目が覚めるという人もいるのではないでしょうか。寒い夜は暖房をつけたままにしたいという人は多いかもしれませんが、電気代の増加や健康への影響も気になるところでしょう。
 
本記事では、暖房を一晩中使用した場合の電気代や、体への影響、そして快適な睡眠を得るコツについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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暖房を一晩中つけた場合の電気代は?

エアコンの暖房を一晩(約8時間)つけっぱなしにした場合、電気代はどれくらいかかるのでしょうか。エアコンの消費電力は機種や設定温度、外気温などによって異なりますが、ここでは、東京都の真冬の最低気温は1~3℃、エアコンの温度設定は20℃と仮定します。
 
パナソニックの「睡眠満足度調査」では、外気温が0℃以上10℃未満の場合において、20時以降に暖房を8時間つけたときのエアコン(パナソニック「エオリア」)代を約62円と試算しています。この金額を基準にすると、暖房を一晩中つけた場合、電気代は1ヶ月(30日)では1860円かかります。
 

暖房をつけっぱなしで寝ることの体への影響

暖房をつけたままの電気代は許容できたとしても、悪影響が出るなら避けたいところでしょう。しかし、結論としては、暖房をつけたまま寝ること自体に大きな問題はありません。
 
とはいえ、いくつかの注意点があります。エアコンの暖房は空気を乾燥させるため、喉や肌の乾燥を引き起こす可能性があります。また、室温が高すぎると深い睡眠が妨げられることもあります。適切な室温と湿度を保つことが重要だといえるでしょう。
 

快適な睡眠を得るためのコツ

快適な睡眠環境を作るためには、暖房の使い方を工夫するなどのコツを押さえることが大切です。いくつか具体的な方法を確認していきましょう。
 

就寝前や起床前に部屋を暖めておく

布団に入った時に寒いとなかなか寝付けませんし、起床時に部屋が寒いと「布団から出たくない」と思うものでしょう。
 
このような課題の解決策としては、寝る30分前から2時間運転した後にエアコンを切り、起床する1時間前にエアコンを入れるといいでしょう。エアコンのタイマー機能でこのような設定をすることで、乾燥しすぎを防止するとともに、ずっと暖房をつけている場合よりも電気代を節約できるでしょう。
 

湿度の管理をしておく

暖房を使うと室温は快適になる一方、湿度が低下して空気が乾燥します。空気の乾燥はのどの痛みや、ウイルスの増殖の原因となりかねません。そのため、暖房を使用する際には湿度の管理が重要です。
 
加湿器やぬれタオル、洗濯物を干すなどの対策を行い、湿度を40~60%程度に保つよう、心がけましょう。
 

適切な寝具の洗濯

寒いとつい厚着する人や、靴下を履いたまま寝るひともいますが、過度な厚着や靴下を着用したままの睡眠はNGです。
 
過度な厚着は体温が上がり過ぎてしまい、眠りにくくなります。靴下を履いたまま就寝すると足先からの熱の放散を阻害してしまいます。就寝の際には、適切な寝具を使用して体温調節をサポートしましょう。
 

まとめ

寒い冬の夜、快適な睡眠のために暖房をつけっぱなしにするか悩む人は多いでしょう。暖房を一晩中使うと電気代は上がるものの、乾燥や室温調整に気をつければ健康への影響は少ないとされています。
 
おすすめは「就寝30分前から2時間運転しオフ、起床1時間前にオン」という方法です。睡眠の質を高める工夫を取り入れ、寒い季節を乗り切りましょう。
 

出典

パナソニック株式会社 2024年 今冬の睡眠に関する実態調査 (PR TIMES)
 
ファイナンシャルフィールド編集部

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