40代女性ですが、新卒からずっと「パート勤務」をしています。同年代の女性は「正社員」で働く人の方が多いのでしょうか?
そこで今回は、40代女性で正社員として働く人の割合について調べてみました。40代から正社員を目指す際のポイントもご紹介しますので、参考にしてください。
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40代女性で正社員の割合は?
内閣府男女共同参画局の「男女共同参画白書 令和5年版」によると、近年では男女ともに就業率が上昇傾向にあるとのことです。2022年における女性の就業率は、15~64歳で72.4%、25~44歳では79.8%です。
女性の雇用形態については、正規雇用比率が25~29歳の59.7%をピークに低下しています。年齢階級別の正規雇用比率(※カッコ内は就業率)をまとめると以下の通りです。
●20~24歳:39.9%(72.3%)
●25~29歳:59.7%(84.8%)
●30~34歳:47.6%(78.4%)
●35~39歳:39.0%(77.0%)
●40~44歳:35.8%(79.7%)
●45~49歳:34.0%(80.4%)
●50~54歳:31.5%(79.2%)
●55~59歳:26.8%(74.0%)
40代女性の正規雇用比率は34.0~35.8%(就業率は79.7~80.4%)で、半数以上は非正規雇用であると考えられます。新卒から40代までずっとパート勤務をしている人がいても、決して珍しくないといえるでしょう。
40代から正社員を目指す際のポイント
40代女性が正社員を目指すことは、簡単なことではないでしょう。正社員の求人は、キャリア形成を考えて若年層を採用する傾向にあり、30代を過ぎると経験値を求められることが一般的です。40代の正社員採用の求人は、高いスキルや経験がないと採用されにくいことが考えられます。
40代女性が正社員を目指す場合は、以下のようなポイントをおさえるとよいでしょう。
・今の勤務先に正社員登用制度があるか確認する
新卒からずっと同じ職場でパート勤務をしている場合は、正社員登用制度がないか上司や人事に相談してみるとよいでしょう。実績や信頼が評価されて、正社員として採用してくれるかもしれません。
・経験や資格を生かせる職場を選ぶ
持っている経験や資格によっては、40代でも即戦力として期待される場合があります。パート勤務をしている業界での経験を生かせたり、取得した資格をアピールできたりする可能性もあるでしょう。
・選択肢を広げて条件を設定する
細かい条件を設定すると、応募できる求人が限られてしまいます。例えば職種をひとつに絞るのではなく、人手不足が叫ばれている接客業や介護職、特別な知識やスキルを必要としない職種なども選択肢に加えられるかもしれません。
・在職中に職探しを行う
40代から正社員を目指すには、職探しに時間がかかることも考えられます。パート勤務を辞めてからでは、求人がなかなか見つからずに焦ってしまう可能性があるため、在職中に職探しを行うことも大切なポイントです。
40代女性の正規雇用比率は34.0~35.8%! 年齢が上がるにつれて正社員の採用は難しくなる傾向にあるため対策が必要
女性の就業率は年々上がっているとはいえ、正規雇用比率は25~29歳の59.7%をピークに低下し、40代になると34.0~35.8%であることが分かりました。新卒から40代までずっとパート勤務をしている人がいても、決して珍しくないでしょう。
40代になってから正社員を目指す方もいるかもしれません。年齢が上がるにつれて、正社員の求人は少なくなり、40代であれば即戦力になる人材が求められることが考えられます。
まずは今の職場で正社員登用制度があるか確認できるでしょう。また今までの経験や資格などを生かせたり、特別な知識やスキルがなくても挑戦できたりする職種など、選択肢を増やして在職中に職探しを行うことが大切です。
出典
内閣府 男女共同参画局 男女共同参画白書 令和5年版 第1節 就業
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
