「インフル予防」になると聞き、毎日湯船に浸かっています。そのせいなのか、一人暮らしなのに水道代が「5000円」になりました。高すぎでしょうか?
本記事では、単身世帯の平均的な1ヶ月の水道代を紹介するとともに、水道代を節約するためのポイントを紹介します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
単身世帯の1ヶ月の平均水道代
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2024年」によると、単身世帯における1ヶ月あたりの上下水道料は2282円でした。したがって、今回の事例のように1ヶ月の水道代が5000円であれば、倍以上高いことになります。
水道代の仕組み
水道料金は市町村などの自治体が管理しており、地域ごとに料金体系や支払いの方法が異なります。一般的に、水道代は「基本料金」と「従量料金」の合算で計算されます。基本料金は水道メーターの口径サイズに基づいて定められており、従量料金は使用した水の量に応じて変動する仕組みです。
また、水道代は基本的に2ヶ月ごとの請求となるケースが一般的です。地域によって料金体系は異なるため、具体的な料金については居住する自治体の水道局ホームページなどで確認するとよいでしょう。
シーン別水道代の節約方法
毎日の入浴は身体を温めて冷えを防ぐとともに、心身をリラックスさせる効果も期待できます。しかし、毎日入浴していると気になるのが水道代です。
ここでは、お風呂だけでなく、それ以外のシーン別に水道代を抑える方法について紹介します。
お風呂にかかる水道代の節約方法
浴槽にお湯を張って入浴する方がいる一方、シャワーのみで済ませる方もいますが、一人暮らしでは浴槽にお湯を張るほうが水道代は高くなりがちです。入浴を楽しむ回数を週に数回に抑えることで、節水効果が期待できます。
また、お湯を満杯にせず、水位を少し下げるだけでも十分な節約になります。水を入れたペットボトルを浴槽に沈めて、水位をかさ増しする方法も有効です。一方、シャワーを使う際には、洗髪や身体を洗っている間はこまめに水を止めましょう。節水機能付きのシャワーヘッドへの交換も効果的です。
キッチンで使う水道代の節約方法
キッチンでは調理や食器洗いに多くの水を使います。食器を洗う際には、汚れの事前対策次第で節水が可能です。あらかじめ油汚れをキッチンペーパーや布で拭き取ることで簡単に落ちやすくなり、水の使用量を減らせます。
また、洗剤を使っている間は水を出しっぱなしにしないよう注意しましょう。食器用洗剤の泡を全体に行き渡らせてから水で流すことで、効率よく食器を洗えます。
洗濯にかかる水道代の節約方法
一人暮らしで頻繁に洗濯機を回すと水道代が高くなります。休みの日にまとめて洗うことで、節水できるでしょう。週末に1週間分の衣類をまとめて洗濯する方法もおすすめです。
また、浴槽のお湯を洗濯に利用するのも節水効果が高い方法です。一般的な洗濯機は1回の洗濯で約60リットルの水を使うといわれているため、お風呂の残り湯を利用することで大きな節約につながります。臭いが気になる場合は、残り湯を洗濯のみに使い、すすぎには水道水を使用しましょう。
一人暮らしで水道代が「月5000円」は平均より2倍近く高い
一人暮らしの水道代が月5000円であれば、一般的には高額といえそうです。毎日湯船に浸かる場合、水道代が上がることは避けられません。しかし、湯船に浸かることは身体を温めて冷えを防ぎ、免疫力アップも期待できます。
節約のためにできる工夫として、湯船の利用回数を週に数回に減らしたり、浴槽にペットボトルを沈めて水量をかさ増ししたりする方法をはじめ、節水機能付きのシャワーヘッドに交換する方法もあります。また、シャワーを使う際に、身体を洗っている間はこまめに水を止める習慣も効果的です。
さらに、キッチンでは油汚れをキッチンペーパーなどであらかじめ拭き取ることで水の使用量を減らし、食器用洗剤を使っている間は水を止めることで効率よく食器を洗えます。
水道代は日常生活のさまざまな場面において工夫次第で抑えられます。無理のない方法で節約を心がけ、健康的な生活を維持しながら経済的な負担を軽減していきましょう。
出典
家計調査/家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2024年 表番号2 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 男女,年齢階級別
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
