10年使っている「炊飯器」は「こげ」がつくようになりました。買い替えどきでしょうか?

配信日: 2025.03.03
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10年使っている「炊飯器」は「こげ」がつくようになりました。買い替えどきでしょうか?
炊飯器もこだわれば決して安くはないため、少しでも寿命がもつように大切に使用している方は多いでしょう。特に物持ちがよい方は、炊飯器の買い替えのタイミングで悩むのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、炊飯器の寿命は何年くらいなのか、買い替えのタイミングについて解説します。また、炊飯器を処分する方法も紹介します。
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炊飯器の寿命は何年?

炊飯器の寿命は、おおむね6~10年といわれています。製造業表示規約の「補修用性能部品の保有期間」によると、炊飯器(電気釜)の補修用性能部品の保有期間は6年です。これは、炊飯器が故障をしたときに、メーカーが修理できるように部品を保有している期間のことです。
 
したがって、この期間が過ぎてしまうと、修理をお願いしても「部品がない」と言われてしまう可能性があります。それらを踏まえたうえで、炊飯器を買い替えするタイミングは6年以内を一つの目安とするとよいでしょう。

 

炊飯器の寿命のサイン

炊飯器の寿命のサインは、主に4つあります。自宅の炊飯器がここで紹介する寿命のサインに一つでも当てはまる方は、買い替えを検討するのがおすすめです。

 

電源が入らなくなる

炊飯器のプラグが抜けておらず、コンセントもしっかりとささっているのに電源が入らない場合は、炊飯器の内部故障や断線の可能性があります。プラグが焦げたり溶けたりしている様子がなければ、一度抜いて差し直してみてください。
 
プラグやコードに異常がないのに電源が入らない場合は、炊飯器の故障や寿命の可能性があります。

 

異音・異臭がするようになる

炊きたてのご飯からいつもと異なるにおいがしたら、炊飯器の寿命を疑いましょう。炊飯器内部にお米が残っている、炊き込みご飯の調味料のにおいが取れていないといった可能性もあるので、一度キレイに洗ってみてください。
 
また、炊飯をしているときにいつもとは異なる音がしたら注意が必要です。いつもとは明らかに違う激しいモーター音がする場合は、本体の故障の可能性が高いです。

 

ご飯が炊けなくなる

お米と水の分量が正しいのに、生煮えになったり芯が残ってしまったりするようになったら炊飯器の故障を疑いましょう。また、炊飯のスイッチを押してからいつまでたっても完了しない場合も、炊飯器の寿命の可能性が高いです。
 
取扱説明書を一度確認し、炊飯器が定めている水の量やメニュー選択を間違えていないかも確認してみてください。それでも原因が分からない場合は、炊飯器の買い替えがおすすめです。

 

内釜のコーティングが剝がれる

長年炊飯器を使用していると、内釜についているフッ素コーティングが剝がれてくることがあります。コーティングが剝がれても炊飯の性能に大きな問題はなく、これまで通り炊くことができますが、炊きムラやご飯がこびりつきやすくなるなど、使い勝手が悪くなります。
 
内釜のみであれば、内釜の買い替えが可能な製品もあるので、一度使用中の炊飯器の公式サイトなどで確認してみてください。

 

買い替えと修理のタイミングは?

炊飯器を購入してから6年以上経過している場合は、寿命がきている可能性が高いためサインが見られたら買い替えがおすすめです。一方で、炊飯器の保証期間内に故障した場合は、一度修理を出してみたほうがよいでしょう。
 
修理の見積もりを出してもらい、新しい炊飯器を購入するかどうかを決めるのもよいでしょう。本項では、炊飯器を処分する方法と処分代について解説します。

 

炊飯器を処分する方法

炊飯器を安全に処分する方法は、主に下記の3つがあります。
 

・小型家電リサイクル法の回収ボックス:お住まいの自治体に確認、無料のところもある
・粗大ごみ:自治体により異なるが200~1000円で回収
・下取り:家電量販店ごとに異なるが550~1100円程度で回収

 
小型家電リサイクル法とは、不要になった小型家電を適正な管理のもとで回収・リサイクルし、再資源化の促進をするための法律です。小型家電リサイクル法による炊飯器の処分は、自治体によっては無料で回収してもらえるところもあるので、お住まいの自治体のホームページを確認してみてください。
 
粗大ごみとして処分をする場合は、自治体に回収日の予約をして粗大ごみシールを購入します。処分費用は自治体によって異なるため、処分するときは前もって自治体に確認しましょう。
 
炊飯器を処分する際に新しい炊飯器の購入を検討しているのであれば、家電量販店で下取りをしてもらう方法もおすすめです。店舗や時期によっては、新製品購入時に割引や特典が適用される場合があります。

 

炊飯器は寿命のサインを見極めて、修理か買い替えを検討しよう

炊飯器の寿命は約6~10年といわれており、電源が入らなかったり異音や異臭がしたりする場合は買い替えのサインかもしれません。また、炊飯器がこげつくようになった場合は、内釜のコーティングが剝がれている可能性があるので、内釜のみの交換ができないかどうかを調べてみましょう。

 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 製造業表示規約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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