冬の寒い朝に3時間だけ「エアコン」のみ使用した場合と「電気ストーブ」を併用した場合の「電気代」はどのくらい変わる?

配信日: 2025.03.04

この記事は約 3 分で読めます。
冬の寒い朝に3時間だけ「エアコン」のみ使用した場合と「電気ストーブ」を併用した場合の「電気代」はどのくらい変わる?
冬の寒い朝、布団から出られずにお困りの方もいるでしょう。起床時に部屋が暖かいと、比較的布団から出やすくなるものです。
 
そこで今回は、暖房を朝3時間だけ「エアコン」のみ使用した場合と「電気ストーブ」を併用した場合の電気代を比較しました。また、エアコンと電気ストーブの違いや、エアコンのタイマー機能の活用方法を、電源を切る有効なタイミングとあわせて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

朝の3時間だけエアコンのみ使用する場合とエアコンと電気ストーブを併用する場合の電気代の比較

冬の寒い朝の3時間にエアコンのみを使用する場合と、電気ストーブを併用する場合の電気代を比較し、以下の表1にまとめました。なお、電力料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会のホームページを参考に、単価31円/キロワットアワーで計算しています。
 
表1

消費電力 電気代
1時間当たり 1日3時間使用 1ヶ月当たり
エアコン 470ワット 約15円 約45円 約1350円
電気ストーブ 800ワット 約25円 約75円 約2250円
エアコンと電気ストーブ 約40円 約120円 約3600円

※筆者作成
 
なお、上記の金額は使用する製品やメーカーなどによっても異なる可能性があるため、あくまで目安として押さえておきましょう。
 

エアコンと電気ストーブの違いとエアコンの有効活用方法

電気ストーブは速暖性が高く、狭い範囲での使用に向いていますが、エアコンに比べて部屋全体を暖めることは難しいと考えられます。一方エアコンは、部屋全体を効率よく暖めるのに向いているとされています。
 
ここからは、エアコンを有効に活用する方法について解説します。
 

エアコンのタイマー機能の活用

起床時までに設定温度に到達するよう、適切な時間にタイマーを設定することで、消費電力をおさえられる可能性があります。
 
入タイマー機能には、機種によって2つのタイプがあるとされています。

1・設定時刻に運転を開始するタイプ
2・設定時刻に設定温度になるよう事前に運転を開始するタイプ

タイマー機能を効果的に活用するためには、お使いのエアコンの動作特性を確認し、それに応じてタイマーの設定時刻を適切に調整することが重要です。
 

エアコンを切るタイミング

エアコンは、1時間以上使う必要がない場合は、電源を切る方が電気代の節約になるといわれています。外出時間が30分以内の場合はつけっぱなし、30分以上になる場合は屋外の気温によって調整しましょう。
 
外気温が3度以下の場合は、エアコン運転停止後の30分で室温が大きく下がりやすく、設定温度に戻すために多くのパワーが必要となるため、つけっぱなしの方がお得になる可能性があります。外気温が3度以上であれば、エアコン運転停止後も、室温の下がり方が緩やかになるため、こまめに消す方が電気代の節約につながると考えられています。
 

朝の3時間だけエアコンのみ使用する場合と電気ストーブを併用する場合の電気代の差は1ヶ月当たり約2250円

朝の3時間にエアコンと電気ストーブを併用した場合の電気代は、1日当たり約120円、1ヶ月当たり約3600円かかる可能性があることが分かりました。
 
エアコンのみ使用の場合と、電気ストーブを併用する場合の差額は1ヶ月で約2250円です。電気ストーブを併用するよりも、起床の1時間前にエアコンのタイマー機能を活用して部屋を暖めておく方が、電気代の節約につながる可能性があるでしょう。
 
ただし、寒いのを我慢すると健康面に影響を与え、病院にかかることで医療費がかさむこともあると考えられます。そのため、電気代の節約に注力しすぎず、快適な環境で過ごすことが大切だといえるでしょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集