お風呂場の掃除には「洗剤」を使うべきですか? 使う場合の年間費用はどれだけかかるのでしょうか?
近年、環境への配慮から「洗剤を使わない掃除」への関心が高まる一方で、湿気の多い風呂場では、カビや水あかが発生しやすい環境にあります。そのため、適切な洗剤選びと使用方法が重要です。
今回は、風呂場の掃除における洗剤の必要性について解説します。また、業者に依頼する場合の費用も紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
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風呂場の掃除に洗剤が必要な理由
風呂場には、さまざまな種類の汚れが発生します。せっけんカスや皮脂による汚れ、水あかやカルキの付着、湿気によるカビの発生、排水口の雑菌やヌメリなどが代表的なものです。
これらの汚れに対して、洗剤には特徴的な効果があります。汚れを化学的に分解する洗浄力、有害な雑菌を除去する除菌効果、カビの予防と除去効果、そして水あかを溶解する効果などです。
洗剤使用時の年間費用の目安
風呂場の掃除に必要な洗剤と年間費用について、具体的な金額を見ていきましょう。一般的な家庭での使用量を想定し、市場価格を基準に算出しています。
表1
| 項目 | 月額費用 | 年間費用 |
|---|---|---|
| 浴室用洗剤 | 300円 | 3600円 |
| カビ取り剤 | 300円 | 3600円 |
| スポンジ・ブラシ類 | 200円 | 2400円 |
| 合計 | 800円 | 9600円 |
市場価格を参考に筆者作成
表1の費用は、週1回の定期清掃を想定した場合の目安です。使用頻度や選択する洗剤の種類によって、実際の費用は変動することがあります。
プロによる清掃サービスの費用と特徴
プロの清掃業者に依頼した場合の費用は、表2のとおりです。一般的な浴室クリーニングの料金相場は、部屋の広さや汚れの程度によって変動します。また、オプションサービスを追加すれば、より効果的な清掃が可能です。
表2
| サービス内容 | 料金 |
|---|---|
| 基本クリーニング | 1万9800円 |
| 防カビコート追加 | 3300円 |
| エプロン内部洗浄 | 3300円 |
「おそうじ本舗」公式サイトを基に筆者作成
プロのサービスを依頼すれば、専門的な技術によって頑固な汚れを除去できます。また、一般的には入手できない専用洗剤や機材を使用するため効果的です。
普段の掃除では手が届きにくい場所まで徹底的に洗浄し、防カビコートなどの予防措置を選択すれば、長期的な維持管理もできます。
効果的な風呂掃除のポイントと費用対効果
最適な維持管理には、日常的な掃除とプロの清掃を組み合わせることをおすすめします。単にお金をかけるだけでなく、定期的なケアと専門的な清掃を適切に組み合わせることが重要です。
具体的な年間の費用計画は以下のとおりです。
● 週1回の基本的な洗剤掃除:年間約7200円
● 年1回のプロによる徹底清掃:1万7600円
● オプションサービス(必要に応じて):3300円~
合計すると年間約2万5000円の費用がかかりますが、週1回の定期的な洗剤使用による予防とプロによる年1回の徹底清掃を組み合わせることで、長期的な住環境の質を保てます。
快適な風呂場を維持するために
清潔で快適な風呂場を保つには、適切な洗剤使用と定期的なプロの清掃が重要です。日常的なメンテナンスには年間約1万円、プロの清掃には2万円程度の費用が必要ですが、長期的な視点での維持管理には欠かせません。
週1回の定期的な洗剤清掃で予防しながら、年1回のプロによる徹底清掃の実施をおすすめします。これにより、カビや水あかの発生を抑制でき快適で清潔なバスルーム環境を維持することが可能です。毎日の生活に欠かせない風呂場だからこそ、適切な維持管理を心がけましょう。
また、換気扇の定期的な清掃や、使用後の水切りなども重要なケアです。これらの基本的なメンテナンスを怠ると、修繕費用が予想以上にかさむ可能性があります。特に冬場は結露が発生しやすいため、入浴後の換気には注意を払ってください。
出典
おそうじ本舗「浴室クリーニング」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
