花粉が気になるので空気清浄機を「24時間」つけっぱなしにしています。1ヶ月の電気代はどれくらいになるのでしょうか?

配信日: 2025.03.05
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花粉が気になるので空気清浄機を「24時間」つけっぱなしにしています。1ヶ月の電気代はどれくらいになるのでしょうか?
花粉の時期はくしゃみや鼻水をおさえるため、空気清浄機を長時間つけている家庭も少なくないでしょう。とはいえ、24時間つけっぱなしにしていると、高額な電気代がかかるのではないかと心配もあります。
 
そこで今回は、空気清浄機を24時間つけた状態にした場合の1ヶ月当たりの電気代についてご紹介します。
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空気清浄機の平均的な電気代と24時間つけた状態にした場合の電気代

コーウェイ株式会社「空気清浄機の利用実態に関する調査」によると、空気清浄機の平均稼働時間は、花粉の時期で約14時間、その他の時期で約11時間です。そのため今回は、平均的な稼働時間と24時間つけた状態にした場合の電気代を比較します。
 
ある会社の空気清浄機を使用した場合、1ヶ月の電気代は表1の通りです。
 
表1

モード 静音
14時間 966円 180.6円 63円
11時間 759円 141.9円 49.5円
24時間つけた場合の電気代 1656円 309.6円 108円

※筆者作成
 
電気代は使用する空気清浄機によっても異なるため、一概に表1の金額通りになるとは限りません。ただし、どの清浄機でもモードをどれにするかによって、電気代は大幅に変わるでしょう。
 
例えば、表1の空気清浄機であれば、1ヶ月24時間つけっぱなしで生活した場合、「強」と「中」でも1346円の差があります。そのため、24時間空気清浄機をつけた状態で電気代を節約したい場合は、日中などは強いモードを使用し、夜や寝ている間などは弱いモードにするといいでしょう。
 
また、花粉以外の時期の平均的な電気代に比べると、全体的に倍ほどの電気代になります。夏や花粉の少ない時期に空気清浄機をほとんど使用しない家庭では、花粉の時期に電気代が跳ね上がっているように感じるかもしれません。
 

空気清浄機の効果

空気清浄機は花粉の除去以外にも以下のような効果が期待できます。

●ほこり除去
●ハウスダスト防止
●消臭
●静電気除去
●フェイスケア
●ペットの毛、フケ、臭い除去
●雑菌抑制
●臭い除去

上記のように生活のあらゆる悩みなどに対応できるため、快適な暮らしにつながります。また、アレルギーやウイルス対策にもいいでしょう。
 
特に、花粉の時期は空気清浄機を使用すると、部屋に浮遊している花粉を吸い込むため、飛散量の減少が期待できます。そのため、目のかゆみやくしゃみなどの症状が緩和されるケースもあるでしょう。
 

空気清浄機以外で花粉から守る方法はある?

環境省「スギ花粉症について日常生活でできること」によると、花粉予防は花粉を避けることと室内に持ち込まないことが重要です。具体的に、顔にあったマスクやメガネをつけたり、花粉飛散の多い昼前後や夕方の外出を避けたりすると、花粉の付着を予防できます。
 
また、外出する場合は花粉がつきにくい服装がおすすめです。例えば、保温性が高いウール素材の洋服は花粉がつきやすいため、避けた方がいいでしょう。ほかにも、外出後の手洗いうがいや洗濯物の外干しを控えるなどさまざまな方法があります。
 
もし、空気清浄機の稼働時間を減らしながら花粉対策も行いたい方は、上記のような方法を実践すると、より電気代を節約しながら花粉の時期を乗り超えられるかもしれません。
 

空気清浄機を24時間つけた状態にすると、月の電気代は約100〜1700円|状況に応じて使い分けよう

空気清浄機を24時間つけた状態にすると、1ヶ月当たりの電気代は100~1700円程度です。製品によっても電気代は異なりますが、モードを変更するだけで電気代が大幅に変わります。そのため、電気代をおさえながら空気清浄機を使いたい方は、「中」モードで運転したり、寝ている時間のみ「静音」などにするといいでしょう。
 
また、花粉対策は普段からマスクを使用したり手洗いうがいをしたりすることが大切です。自身で行える花粉対策を実践しながら、空気清浄機を活用して室内環境を整えると、より快適に過ごせるでしょう。
 

出典

コーウェイ株式会社 空気清浄機の利用実態に関する調査(PR TIMES)
環境省 スギ花粉症について日常生活でできること
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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