節約のために「食器洗い中」は水を止めるようにしています。この方法で、どのくらい節約できているのでしょうか?
本記事では、水を一定時間止めた場合に節約できる金額や、水道料金の節約方法などを解説します。
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水を止めた場合の節約金額
東京都水道局によると、水を1分間出しっぱなしにした場合の使用量は約12リットルとされています。ただし、水栓の種類やハンドルを空ける角度によっては、時間当たりの水の使用量は変わるでしょう。水道料金は地域ごとに異なりますが、同局では1リットル当たりの目安単価を0.24円としています。
例えば、食器洗い中に水を5分間止めれば、約60リットルの水を節約していることになります。1リットル当たりの水道料金の目安単価は0.24円で、同じ時間水を出しっぱなしにしていた場合と比較すると、14.4円の水道料金を節約できるといえるでしょう。
また、1日2回食器洗いをすると仮定して、1回の食器洗いで14.4円の水道料金を節約できるならば、1日で28.8円の節約になります。1ヶ月を30日とすると864円、年間では1万512円の節約になります。
1回や1日当たりの節約金額は低く感じるかもしれませんが、長期的に見ればそれなりの節約金額になるでしょう。水道料金を効果的に節約するためには、長期的な視点で継続的に節約することが大切です。
水道料金の節約方法
東京都水道局によると、単身世帯における1ヶ月当たりの平均使用水量は8.1立方メートルとされています。
また、総務省の家計調査では、2023年の単身世帯における上下水道料の平均は月額で2239円とされています。年額では2万6868円です。水道料金は各家庭によって異なりますが、家計の収支次第では節約したいと考える方もいるでしょう。
水道料金の節約方法はいくつかありますが、「使用していない間は水を止める」ことが基本です。キッチンだけでなく、お風呂場やトイレなど、多くの水の使用場所があります。特定のタイミングだけで節約を実践するのではなく、さまざまなタイミングで実践することで、より高い節約効果を得られるでしょう。
ここからは、水道料金の節約方法の一例を解説します。
浴槽に貯めるお湯の量を少なめにする
入浴時に浴槽からお湯があふれると、その分だけ水と水道料金が無駄になります。浴槽にお湯を張る場合は、あふれて無駄にならないようにお湯の量を調整しましょう。
水を入れたペットボトルなどを浴槽に入れることで、お湯のかさ増しが可能です。浴槽に貯めるお湯の量を少なくすれば、その分だけ水道料金を節約できます。
節水シャワーヘッドを使う
節水シャワーヘッドとは、水の使用量を減らす目的で作られた製品です。水圧などを調整することで、シャワーの浴び心地を保ちながら節水できます。水の使用量を減らせるため、水道料金の節約につながるでしょう。
商品によって価格は異なりますが、導入時に初期費用がかかる点には注意が必要です。
トイレを流す際に大と小を使い分ける
トイレを流す際に、大と小では使用する水量が数リットル違うとされています。正しく使い分けることで、水道料金を節約できます。
トイレを1日に複数回使用する場合は、水道料金に大きな違いが出るでしょう。
洗濯はまとめて行う
洗濯は複数回に分けてこまめに行うよりも、ある程度の量をまとめて行うほうが使用する水の量を抑えられるため、水道料金を節約できます。ただし、洗濯機の容量に収まる範囲で洗濯しましょう。
水道代の値上げに伴い節約を心掛けよう
東京都水道局によると、水を1分間出しっぱなしにした場合の水の使用量は約12リットルです。また、同局では1リットル当たりの水道料金の目安単価を0.24円としています。
仮に食器洗い中に水を5分間止めていた場合は、14.4円の水道料金を節約できることになります。1日に2回食器を洗う場合は1日で28.8円、1ヶ月を30日とすると864円、1年間では1万512円の節約が可能です。
関東37自治体で水道料金が値上げになると報道され、日々の生活において水道代の節約を重要視する家庭も多くなるでしょう。本記事で取り上げたような節約方法で水道代を節約して、値上げに備えましょう。
出典
東京都水道局 くらしと水道 水道のご使用について 水の上手な使い方
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 2023年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
