家族3人の帰宅時間が合わず、風呂の「追い焚き」を1日3回しています。かなりガス代を損していますか?
ただし、そのような場合にはガス代が気になるかもしれません。本記事では、追いだきを1日3回した場合にかかる費用と、お風呂にかかる料金を節約するためのポイントを紹介します。
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目次
追いだきを1日3回した場合にかかる月のガス代
追いだきは、浴槽に入っているお湯を加熱して温め直す仕組みです。お湯を新たに足す必要がないため水道代はかかりませんが、温め直す際にガスを使うためガス代がかかります。
入浴時間がそれぞれ異なる家族にとっては便利な機能ですが、使用頻度によってガス代に大きな影響を与える可能性があります。
一般的な家庭での追いだき1回あたりのガス代は、およそ55.7~99円です。1日3回行うと、1日あたり167.1~297円ほどかかることになります。月単位で計算すると、追いだきだけで5013~8910円も発生する計算です。
ただし、これらの金額は目安であり、実際の費用は地域やガスの種類、給湯器の種類などによって変動します。
追いだきを利用するメリット
追いだきにはガス代が必要ですが、実は経済的・時間的なメリットもあります。大きなメリットとして、水道代の節約が挙げられます。お湯を入れ替えずに温め直すため、新たに浴槽いっぱいのお湯を張るよりも水道代を抑えることが可能です。
また、追いだきを使えば時間の節約につながります。お湯を抜いて新しく張り直す場合、浴槽を洗ってお湯を張るまでに時間がかかります。一方、追いだきなら数分で温め直せるため、帰宅時間がバラバラな家族でも効率的なお風呂の利用が可能です。
お風呂にかかるガス代を節約するためのポイント
ここでは、お風呂のガス代を節約するためのポイントを紹介します。
浴槽のふたやお風呂場のドアをこまめに閉める
お風呂の追いだき機能にかかるガス代を節約するためには、お湯の温度低下を防ぐことが大切です。温度低下をゆるやかにするために、浴槽のふたと浴室のドアはしっかり閉めましょう。熱は温度差によって失われていくため、浴室内の温度を保つことで、お湯が冷めるスピードを大幅に抑えられます。
また、体を洗うときなど、入浴していない間にも浴槽のふたを閉めることをおすすめします。さらに、入浴後は必ず浴室のドアを閉めて、室温の低下を防ぎましょう。簡単な習慣で追いだきの頻度を減らすことが可能です。
シャワーを使用する際はこまめに止める
シャワーの使用時にもガス代は必要です。シャンプーやボディーソープを泡立てている間など、シャワーを使用していない時間も少なくありません。
こまめにシャワーを止めることで、ガス代と水道代の両方を節約できます。シャワーを都度止めるのが面倒な場合は、節水タイプのシャワーヘッドを使うのも効果的です。一般的なシャワーヘッドよりも使用水量を抑えて、十分な水圧を確保できます。
シャワーの設定温度を下げる
季節に応じてシャワーの温度を調整することも、ガス代節約の重要なポイントです。夏場であれば、少し低めの温度設定でも快適に入浴できます。必要以上に高温にしないことで、ガスの使用量を抑えられます。
浴槽の湯量を減らす
浴槽のお湯の量を調節することで、水道代とガス代の両方を節約できます。空のペットボトルを浴槽に入れることで、必要なお湯の量を減らすことが可能です。200Lの浴槽容量の場合、2リットルのペットボトルを10本使用すればお湯の量を10%削減できます。
お得なプランのあるガス会社に切り替える
ガス会社や料金プランの見直しも、大きな節約につながる可能性があります。携帯電話の料金プランを見直すように、ガス料金プランも定期的にチェックすることをおすすめします。自分の使用パターンに合った最適なプランを選ぶことで、月々のガス代を抑えることが可能です。
1日3回追いだきをすると毎月約5013~8910円の費用が発生する
1日3回の追いだきは便利ですが、毎月のガス代が約5000円以上かかる場合があります。浴槽のふたを閉めたり、シャワーの温度を調整したりするなどの小さな工夫で、追いだき回数やガス代を抑えられます。
また、ガス会社の切り替えも効果的な方法です。効率的な対策をとり、家計への負担を軽減しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
