お風呂は毎日「湯船」に浸かりたいのですが、贅沢でしょうか?毎日お湯を張るとそんなに「水道光熱費」がかさむものなのですか?

配信日: 2025.03.07

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お風呂は毎日「湯船」に浸かりたいのですが、贅沢でしょうか?毎日お湯を張るとそんなに「水道光熱費」がかさむものなのですか?
お風呂の過ごし方は人それぞれだと思いますが、特に意見が割れがちなのが「湯船に絶対浸かる」派と「シャワーだけで済ませる」派ではないでしょうか。
 
シャワーで済ませる人の意見としては、水道光熱費を節約したいからという理由の人もいると思いますが、実際のところどの程度節約できるのか、具体的な数字を知っている人は多くないのではないでしょうか。
 
当記事では、1日1回湯船にお湯を張った場合とシャワーのみで水道光熱費にどの程度の差が出るのか、さらにより節約するために気を付けたいポイントを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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湯船に浸かりたい場合は? 200リットルの浴槽に湯張りすると1回あたり「約118円」かかる可能性がある

東京ガス株式会社のデータによると、40度に設定したお湯を200リットルためると、1回あたり117.9円のコストがかかるとされています。
 
ただし、ガス代に関してはお湯を沸かす前の水温が低く設定温度も高くなる冬場は、設定温度に到達するまで沸かす時間やエネルギーが多くかかります。そのため、季節によって金額差が生じる点には注意しましょう。
 

シャワーの場合は1人5分間の使用で「約30円」の出費になる可能性がある

シャワーから水を1分間出し続けた場合、約10リットルの水が使われるようです。1人で5分間使用すると仮定すると、お湯の総量は約50リットルになるため、200リットルの浴槽に浸かった場合と比較するとおよそ4分の1程度で済むことになります。
 
50リットルのお湯を使うと約30円程度のコストがかかる可能性があり、1日で3人以下が5分間のシャワーのみを使うケースでは、1日に1回分のお湯を浴槽に張るよりもコストが低いという結果になりました。
 

「入浴とシャワー5分間ずつ」VS「シャワー10分間」はどちらが節約できる?

では、お風呂に入る時間は同じであっても、入浴とシャワーをそれぞれ5分間ずつと、シャワーを10分間の場合はどちらがより節約できるのでしょうか。
 
浴槽へのお湯張りが200リットルとシャワー5分間が50リットルとして換算すると、1人でシャワー10分間の100リットル分のほうが節約できることが分かります。
 
一方で、家族5人でシャワーを10分間ずつ使う場合ではお湯の総量が500リットルとなるため、シャワーと併用するパターンのほうが安く抑えられるというケースも考えられるでしょう。複数人で同居している人は、それぞれがどのようにシャワーを使っているのかを把握しておいたほうがよいかもしれません。
 

さらに! 毎日のお風呂で少しでも節約する方法

最後に、シャワーの使用時間を工夫するほかにも、バスタイムにかかる水道光熱費を節約する方法をご紹介します。
 

設定温度を高くしすぎない

冬場はどうしても設定温度を高くしたくなってしまいますが、温度を上げすぎると光熱費がかさむだけではなく、ヒートショックなどのリスクも高くなってしまいます。エアコンなど他の家電製品と同じく、給湯器の設定温度を少し下げるようにするだけでも節約になることは覚えておきましょう。
 
例えば、東京ガス株式会社の公式サイトでは、設定温度を42度にしたときと40度にしたときでは、年間で約2000円もの節約になると解説しています。
 

節水シャワーヘッドに交換する

先ほど紹介した1分間で約10リットルのお湯が出るというのは、一般的なシャワーヘッドを使用していることを想定していますが、節水シャワーヘッドに交換することで節約になるかもしれません。
 
手元で出水と止水ができるタイプのシャワーヘッドを使うことで、顔や体、髪を洗っている最中などの「ムダな出しっぱなし」の時間を減らせるため、水道代やガス代の節約になります。
 

まとめ

エネルギー価格高騰などで、水道光熱費を節約したいと考えている人も多いのではないでしょうか。お風呂やシャワーの入り方や少しのコツなどで節約できることもあると思いますので、工夫しながら楽しいバスタイムを過ごしてみてください。
 

出典

東京ガス株式会社 ウルトラ省エネブック バスルーム・トイレを使う
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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