子どもが小さいので「在宅ワーク」で働きたいです。在宅ワークの人はどれくらい稼いでいるのでしょうか?

配信日: 2025.03.09

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子どもが小さいので「在宅ワーク」で働きたいです。在宅ワークの人はどれくらい稼いでいるのでしょうか?
子どもが小さいうちは、仕事と育児の両立が大きな課題となります。そのため、自宅で働ける「在宅ワーク」に関心を持つ方が増えています。しかし、実際に在宅ワークでどれくらいの収入が得られるのか気になるものです。
 
本記事では、在宅ワークの収入事情について解説するとともに、在宅ワークとして始めやすい仕事を紹介します。在宅ワークに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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在宅ワーカーの1ヶ月の平均手取り額

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が行った「在宅就業調査」によると、在宅ワーカーの1ヶ月の平均的な手取り額は表1の通りです。
 
表1

5万円以下 27.7%
6万~9万円 18.0%
10万~19万円以下 18.5%
20万~29万円以下 13.7%
30万~39万円以下 8.7%
40万~49万円以下 4.9%
50万~69万円以下 5.1%
70万~99万円以下 1.8%
100万円以上 1.8%

出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「在宅就業調査」より筆者作成
 
在宅ワーカーの1ヶ月の手取り額は幅広く分布しており、特に「5万円以下」と回答した人が最も多く、全体の約4分の1を占めています。次いで「10万~19万円」(18.5%)、「6万~9万円」(18.0%)と続き、9万円以下の層を合計すると全体の約45%を占めていることが分かります。
 

未経験でも始めやすい在宅ワーク

子育て中の方にとって、仕事と育児の両立は大きな課題です。近年はデジタル技術の発展により、自宅で働ける機会が増えています。ここからは、経験がなくても始めやすい在宅ワークを紹介します。
 

データ入力

デジタル化が進む現代社会において、紙の資料やアンケート結果をデジタルデータに変換する需要は高まっています。エクセルなどの基本的なPCスキルがあれば始められ、子育ての合間に作業を進められる柔軟性が魅力です。
 

Webライティング

インターネットの普及に伴い、質の高いWebコンテンツへの需要が急増しています。基本的な文章力があれば挑戦できる仕事です。また、SEOの知識を身につけることで、より多くの案件を受注できる可能性が広がります。専門知識や子育ての経験を生かした記事作成は、付加価値の高い仕事として評価されるでしょう。
 

カスタマーサポート

在宅でのカスタマーサポート業務は、企業のコスト削減ニーズと在宅ワーカーの働き方の希望が合致した形態です。基本的なコミュニケーション能力があれば始められ、顧客対応の経験を積むことで、より専門的な業務にステップアップすることも可能です。
 

スキルを生かす在宅ワーク

専門的なスキルや経験がある方は、より高度な在宅ワークにチャレンジすることで、高い収入を得られる可能性があります。ここでは、専門的なスキルを生かした在宅ワークを紹介します。
 

動画制作・編集

デジタルコンテンツの需要増加に伴い、動画制作や編集の仕事が増えています。企業のプロモーション動画から個人クリエイターの作品編集まで、幅広い案件があります。
 

Webデザイナー

Webサイトの視覚的な魅力を創出するWebデザイナーは、在宅での需要が高い職種の一つです。HTMLやCSSなどの基本的なコーディングスキルに加え、ユーザー体験を考慮したデザイン提案力が求められます。
 

システムエンジニア

IT業界では、在宅でのシステム開発も増えています。要件定義から、設計、開発、テストまでの一連の工程を、オンラインツールを活用して遠隔で進めることが可能です。チーム開発でも、ビデオ会議やチャットツールを使用することで、効率的なコミュニケーションを実現できます。
 

約45%の在宅ワーカーが1ヶ月10万円以下の手取り額

在宅ワークは、育児や家事と両立しやすい働き方として注目されていますが、実際の収入は仕事の内容やスキルによって大きく異なります。ある調査では、在宅ワーカーの約45%が1ヶ月の手取り額10万円以下という結果が出ています。
 
特に「5万円以下」の割合が最も高く、副業やスキル習得を並行しながら徐々に収入を増やしていくのが現実的な方法といえるでしょう。未経験でも始めやすい仕事からチャレンジし、少しずつキャリアを築いていくのも一つの手段です。
 

出典

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 在宅ワークの実態
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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