1人暮らしで量も少ないので、洗濯は「3日に1回」しています。毎日する場合と比べて、年間でどれくらいの節約になりますか?

配信日: 2025.03.11
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1人暮らしで量も少ないので、洗濯は「3日に1回」しています。毎日する場合と比べて、年間でどれくらいの節約になりますか?
洗濯は日常生活において、欠かせない家事の一つです。しかし、気になるのは洗濯にかかる費用でしょう。
 
本記事では、洗濯にかかる費用を洗濯機のタイプと洗濯の頻度別に解説します。
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洗濯にかかる水道代と電気代

洗濯1回当たりの電気代や水道代は、各家庭における電気料金や水道料金の単価のほか、使用する洗濯機のタイプや機種によって異なります。洗濯機のタイプは大別すると、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の2種類です。
 
パナソニック株式会社が発表しているデータを参考に、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機における洗濯1回当たりの水道代と電気代を表1にまとめました。
 
表1

A(ドラム式洗濯機) B(縦型洗濯機)
水道代 約22円 約40円
電気代 約2.2円 約3.1円
合計 約24.2円 約43.1円

出典:パナソニック株式会社「ドラム式と縦型 電気代・水道代の違い」を基に筆者作成
 
この結果から、縦型洗濯機はドラム式洗濯機に比べて、洗濯1回当たりにかかる費用が2倍ほど高いことが分かります。ただし、この結果はあくまで特定の機種による比較です。電気と水道の料金単価や比較する洗濯機の機種によっては、縦型洗濯機の方が費用が安くなることもあるでしょう。
 
前述したドラム式洗濯機を使用して、毎日1回洗濯する場合にかかる費用は年間(365日)で約8833円です。3日に1回洗濯する場合は年間の洗濯回数が121回になるため、費用は年間で約2928円になります。毎日1回洗濯する場合に比べて、3日に1回の洗濯では約5905円の節約になります。
 
前述した縦型洗濯機の場合、毎日1回洗濯する場合にかかる費用は年間で約1万5732円です。3日に1回、年間で121回洗濯する場合の費用は約5215円です。つまり、縦型洗濯機で3日に1回洗濯する場合は毎日洗濯する場合に比べて、約1万517円の節約になります。
 
洗濯1回当たりの費用が高い分、ドラム式洗濯機よりも縦型洗濯機の方が節約できる金額は高くなっています。
 

ドラム式洗濯機のメリットとデメリット

ドラム式洗濯機のメリットは以下の通りです。

●節水性が高い
●衣類にかかる負担が少ない
●乾燥力が高い
●乾燥時にしわができにくい
●静音性が高い

ドラム式洗濯機の節水性が高い理由は、衣類を持ち上げて落とす「たたき洗い」で洗濯するからです。また、たたき洗いは衣類同士の摩擦が少ないため、衣類が傷みにくい特徴もあります。衣類に優しい洗濯方法といえるでしょう。
 
対して、ドラム式洗濯機のデメリットは以下の通りです。

●価格相場が高い
●サイズが大きめ
●縦型洗濯機に比べて、洗浄力が劣る

機種により異なりますが、基本的に縦型洗濯機よりもドラム式洗濯機の方が価格が高くなりがちです。ただし、近年では海外産メーカーの参入などにより、比較的安価な製品も登場しています。
 
少ない水で洗濯するドラム式洗濯機は、縦型洗濯機に比べると洗浄力が劣るといわれています。しかし、昨今のドラム式洗濯機は温水で洗浄するタイプなども登場しており、洗浄力が向上しています。
 

縦型洗濯機のメリットとデメリット

縦型洗濯機のメリットは以下の通りです。

●ドラム式洗濯機に比べて、洗浄力が高い
●価格相場が安い
●省スペース

ドラム式洗濯機に比べると、縦型洗濯機は価格相場が安いといえます。初期費用を抑えたい方にとっては、大きな魅力でしょう。
 
多くの水量で水流を作って洗濯する縦型洗濯機は、ドラム式洗濯機に比べて洗浄力が高いとされています。汚れをしっかり落としたい方におすすめです。
 
対して、縦型洗濯機のデメリットは以下の通りです。

●乾燥時間が長い
●乾燥時に衣類にしわができやすい
●衣類への負担が大きい

機種にもよりますが、縦型洗濯機は乾燥に数時間かかることも多いです。その分だけ、電気代もかかるでしょう。また、乾燥時にしわができやすい点も縦型洗濯機の特徴の一つです。
 
縦型洗濯機は衣類をこすり合わせて洗浄します。洗浄力が高い反面、摩擦によって衣類を傷めやすい特徴もあります。
 

年間でドラム式は約5900円、縦型は約1万500円の節約

とあるドラム式洗濯機の場合、洗濯1回当たりの費用は24.2円です。3日に1回洗濯する場合は毎日1回洗濯する場合に比べて、年間で約5905円の節約になります。とある縦型洗濯機の場合では、洗濯1回当たりの費用が43.1円です。3日に1回洗濯する場合は毎日洗濯する場合に比べて、年間で約1万517円の節約になります。
 
洗濯1回当たりの費用が高いことから、縦型洗濯機の方が節約費用は高くなります。
 

出典

株式会社パナソニック ドラム式と縦型 電気代・水道代の違い
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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