夜勤の夫と日勤の妻で24時間エアコン暖房をつけっぱなし。電気代は月いくらかかっていますか?

配信日: 2025.03.12

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夜勤の夫と日勤の妻で24時間エアコン暖房をつけっぱなし。電気代は月いくらかかっていますか?
冬場にエアコンの暖房をつけっぱなしにした場合に、電気代がどの程度かかるのか心配な方もいるでしょう。「エアコンはつけっぱなしの方が節約になる」という意見もありますが、本当にそうなのか気になるところです。
 
そこでこの記事では、エアコンの暖房を24時間つけっぱなしにした場合の電気代がいくらかかるのか、詳しく解説します。また、エアコンを効率よく使用するためのコツや、電気代を節約する方法もご紹介するのでぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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24時間エアコンをつけっぱなしにした場合にかかる電気代

エアコンを24時間つけたままにした場合、電気代はいくらかかるのか、以下の条件を基に算出します。

・電気料金の目安単価:31円/キロワットアワー
 
・暖房性能:最小で0.5キロワット

エアコンをつけっぱなしにした場合、消費電力が低い状態を維持できるため、暖房性能は最小の0.5キロワットで計算します。
 
条件を基に計算すると、1日当たりの電気代は0.5キロワット×24時間×31円/キロワットアワーで、372円となりました。1ヶ月に換算すると、24時間つけっぱなしにした場合の電気代は、1万1160円です。
 
ただし、エアコンのメーカーや機種、使用状況によっては暖房性能が異なるため、あくまで目安としてください。
 

つけっぱなしの方がエアコンの電気代を節約できる?

エアコンの消費電力が最も高いのは、電源を入れたタイミングと言われています。エアコンは室内の温度が設定温度に到達するまでフルパワーで稼働するため、オンオフを繰り返すと電気代が高くなる傾向にあります。
 
部屋が暖まったら室温を維持するモードに切り替わるため、つけっぱなしの方が消費電力をおさえられるようです。
 
ただし、消費電力がおさえられるとは言え、つけっぱなしだと電気代は発生します。そのため、日中の暖かい時間帯や数時間外出する際などは、電源をオフにした方が電気代の節約につながるでしょう。
 
また、外の気温が3度以下のときにエアコンをオフにすると、30分程度で室温が大きく下がります。外気温によっては、少しの外出ならつけっぱなしにした方がよいこともあるので、その都度判断するとよいでしょう。
 

エアコンの電気代をおさえる方法

ここからは、エアコンの電気代をおさえて快適に使用する方法をご紹介します。電気代を節約したい方は、ぜひ参考にしてください。
 

室外機やフィルターの周りをきれいに保つ

室外機周辺は、空気の動きを遮らないようにして、きれいに保つ必要があります。室外機の近くにものを置いたり、落ち葉が積もっていたりすると、部屋を暖める効率が悪くなるためです。
 
また、フィルターの汚れも暖房の効率を下げ、消費電力の上昇につながるため、定期的に掃除するとよいでしょう。
 

室温を20度、風量は「自動」に設定する

暖房の温度は1度下げると電気代10%の節約につながります。ただ、適切な室温は20度程度と言われており、室温を下げ過ぎると健康によくないため、無理のない範囲で調整するとよいでしょう。
 
また、風量を「弱」にすると部屋が暖まりにくいため、快適さも求めるなら「自動」がおすすめです。風量は弱い方が節約につながると思われがちですが、効率よく暖めながら節電するなら「自動」がよいと言われています。
 

窓の断熱対策とサーキュレーターを併用する

窓は閉めていても室内外の空気が出入りしやすい部分であるため、厚手のカーテンを利用して断熱性を高めると、暖房の効果が上がると言われています。カーテンの長さにも気をつけて、なるべく隙間がないようにすると効果があるようです。
 
また、暖かい空気は上に移動する性質があるため、暖房の熱が部屋全体に行きわたるようにサーキュレーターを併用するのもよいでしょう。
 

エアコンを24時間つけっぱなしにした場合の電気代は1万円前後

エアコンをつけっぱなしにした場合にかかる電気代は、1日当たり372円、1ヶ月に換算すると1万1160円です。ただし、使用状況やエアコンのメーカーなどによってはこの通りにならないため、あくまで目安としてください。
 
また、エアコンはこまめにオンオフを繰り返すよりも、つけっぱなしにした方が電気代を節約できる可能性があります。エアコンの消費電力が最も高いのはオンにしたときで、室温が設定温度になるまで電力を消費し続けるため、何度もオンオフを繰り返すと、その分電気代も高くなりがちです。
 
なお、節約のためにと温度設定を低くし過ぎると健康被害を招く可能性もあるため、できる対策はしつつも、20度程度の室温をキープして快適に過ごせるようにするとよいでしょう。
 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引委員会 よくある質問Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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