夕飯とツマミ作りで食費が「月8万円」…食費を節約するよい方法はないでしょうか?
配信日: 2025.03.12

また、おつまみをコンビニで買う場合と家で作る場合では、どのくらい費用が変わるのかを比較してみます。日頃の食費を節約したい方はぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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おつまみを買う場合と作る場合の費用を比較
コンビニでおつまみを買う場合と、スーパーで食材を買って家で作る場合の費用を比較しました。作るおつまみによっても費用は変わるため、今回は「枝豆」「フライドポテト」「焼き鳥」「砂肝」「味付け卵」の5種類で計算しています。
表1
店で買う場合 | 家で作る場合 | 1食あたりの差額 | ||
---|---|---|---|---|
食材価格 | 1食あたり | |||
枝豆 | 約200円 | 約300円 | 約100円 | 約100円 |
フライドポテト | 約200円 | 約300円 | 約100円 | 約100円 |
焼き鳥 | 約300円 | 約800円 | 約200円 | 約100円 |
砂肝 | 約300円 | 約250円 | 約100円 | 約200円 |
味付け卵 | 約500円 | 約350円 | 約100円 | 約400円 |
※筆者作成
調理にかかる光熱費や調味料などは今回の計算では省略していますが、食材費と比較する限りでは、おつまみを買うよりも家で作った方が、1食あたり約100円〜400円節約できることが分かります。
家で作る手間がかかるものの、食材をスーパーで買うことで2〜3食分の材料をまとめて安く購入できます。ただし、コンビニのおつまみは一人分で食べきりやすく、料理の手間を省けるメリットもあります。
晩酌のおつまみを効率よく用意する節約方法
ここからは、晩酌のおつまみを効率よく用意して食費を節約できる方法をご紹介します。
節約食材を使用する
晩酌のおつまみにかかる食費を節約する方法として、冷蔵庫に常備しやすく、ほかの料理にも使いやすい安い食材を使うことが有効です。例えば、きのこ、もやし、きゅうり、豆腐、ウインナー、ちくわ、かまぼこなどの食材を使って調理するとよいでしょう。
・きのことウインナーをバター醤油で炒める
・もやしとかまぼこ、ねぎを鶏ガラ、塩コショウで炒める
・豆腐に千切りしたきゅうり、かつお節、ねぎを乗せてめんつゆで味付け
・輪切りにしたちくわと豆苗をポン酢、めんつゆ、ごま油であえる
缶詰を使用する
200円前後で購入できる魚の缶詰を晩酌のおつまみの食材とすることも、食費を節約する方法の1つです。日持ちする缶詰を常備しておくと、おかずが1品足りないときなどにも役立つでしょう。
サバ缶、イワシ缶、ツナ缶などの缶詰を使用したおつまみ作りの例は、次の通りです。
・イワシ水煮に大根おろしとねぎを乗せてポン酢で味付け
・スライスしたにんにくを炒めてサバ水煮、カットトマトを加えて煮込み、しょうゆで味付け
・縦半分に切ったちくわの溝に汁を切ったツナ、マヨネーズをからめたピザ用チーズを乗せてオーブントースターでチーズが溶けるまで焼く
時短レシピを活用する
火を使わない時短レシピを活用すれば、夕飯作りと同時進行しやすく、晩酌のおつまみを効率よく用意できるでしょう。切ってあえるだけ、または電子レンジを使う時短レシピの例は、次の通りです。
・ボウルに乱切りにしたきゅうりと茹でタコ、ゴマ油、塩、おろしニンニクを入れてスプーンで混ぜる
・千切りにした大葉と、いちょう切りにした大根、ななめ薄切りにしたちくわ、梅干し、白だし、ごま油をボウルに入れて混ぜ、かつお節を加えてあえる
・千切りにしたにんじんと、同じ長さに切ったほうれん草を耐熱容器に入れ、レンジ500ワットで3〜4分加熱。水にさらして水気を絞り、ごま油、おろしにんにく、鶏ガラ、塩、白いりごまをボウルに入れて混ぜる
毎日の晩酌のおつまみ作りは常備しやすく安い食材や缶詰を使って節約できる
晩酌のおつまみは、コンビニで買うより家で作った方が1食あたり約100円〜400円節約できるようです。毎日の晩酌のおつまみ作りで食費が気になる方は、常備しやすく安い食材や缶詰を使って節約するとよいでしょう。
また、火を使わず電子レンジを用いる時短レシピなどを活用すれば、おつまみを効率よく作ることができます。
一方、コンビニのおつまみは一人分で食べきりやすく、料理の手間を省けるメリットもあります。自分に合う方法で、毎日の食費を無理なく節約しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー