「夫婦2人暮らし」の「平均支出」は? 「生活費」をおさえるための方法も解説
配信日: 2025.03.12

今回は、夫婦2人暮らしの平均的な支出や収入、生活費をおさえるためのポイントについて解説します。現在の家計を見直したい方は、ぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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夫婦2人暮らしの平均支出
総務省統計局の「家計調査家計収支編」によると、夫婦共働き世帯(うち世帯主が60歳未満)の平均支出は月35万231円です。おもな項目の内訳は表1の通りです。
表1
項目 | 金額 |
---|---|
食費 | 9万2478円 |
住居 | 1万8205円 |
光熱・水道 | 2万2259円 |
家具・家事用品 | 1万3400円 |
※e-Stat 政府統計の総合窓口「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表」を基に筆者作成
住居費に記載されている1万8205円という金額には、持ち家世帯も含まれています。そのため、賃貸住宅に住む場合は、この金額よりも高くなる可能性があります。
平均収入と支出のバランスは?
同調査によると、夫婦共働き世帯(うち世帯主が60歳未満)の平均実収入は74万7053円です。
このうち可処分所得は、61万627円となります。共働き世帯の平均的な可処分所得のうち、約57.4%が消費支出となっています。
生活費をおさえるためのポイント
ここからは、生活費をおさえるためのポイントについて解説します。
・固定費を見直す
・家計簿をつける
・自炊をする
それぞれの内容を確認し、ぜひ自分に合った方法を試してみてください。
固定費を見直す
家計の負担を減らすには、固定費の見直しが効果的である場合があります。住居費では家賃や住宅ローンの見直し、水道光熱費では使用量の削減や省エネ家電への買い替えなどが選択肢となるでしょう。
通信費については、携帯電話やインターネット回線のプランを見直すことで、コストを削減できる可能性があります。保険に関しては、保障内容の重複確認や、より適切な商品への見直しを検討してみるのもよいでしょう。
また、固定費の支払いにクレジットカードを活用することで、ポイント還元できる場合があり、よりお得になる可能性があります。
家計簿をつける
家計簿をつけることで、家計の収支が見える化され、支出の傾向を把握できる場合があります。記録方法については、スマートフォンのアプリやエクセル、手書きのノートなど、自分に合った形式を選ぶとよいでしょう。
毎日ではなく週に1回程度まとめて記録する方法なら、継続しやすい可能性があります。家計の内容を家族で共有することで、家族全体で節約への意識が高まることも考えられるでしょう。
自炊をする
外食と比較すると、自炊は食費をおさえる可能性があります。材料費をおさえるために、節約レシピを参考にするのも方法の1つです。
3食自炊することが難しい場合は、3食のうち1食のみを自炊するなどの対策をとると、継続しやすい場合もあるでしょう。
夫婦2人暮らしの平均支出は月35万231円
総務省統計局の調査によると、夫婦共働き世帯の平均支出は月35万231円で、平均実収入は74万7053円です。
生活費をおさえるためには、固定費の見直しや家計簿をつけること、自炊を心がけることが有効となる場合があります。生活費の節約を目指し、できることから取り入れていきましょう。
出典
e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー