「洗濯機」の「修理費用」はどのくらい? 縦型洗濯機とドラム式洗濯機でかかる費用に違いはあるの?
配信日: 2025.03.14

このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、洗濯機の修理費用や修理の判断基準について、分かりやすく解説していきます。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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修理費用の基本構成
一般的に、洗濯機の修理費用は「技術料」「部品代」「出張料」の3つで構成されているとされています。
出張料は地域や距離によっても異なり、離島や遠隔地では追加料金が発生する場合があります。また、修理を依頼して見積もりだけ行い、実際の修理をキャンセルした場合でも、診断料と出張料を請求されることがあるようです。
なお、メーカー保証期間内の故障であれば、無償修理が可能な場合もあるでしょう。ただし、誤った設置方法や使用環境に起因する問題は、保証期間内でも有償修理となることがあります。
故障箇所による修理費用の違い
洗濯機の修理費用は、故障箇所や機種タイプによって大きく異なります。まずは、家庭で最も普及している縦型洗濯機の修理費用から見ていきましょう。
縦型洗濯機の主な修理費用
縦型洗濯機の故障症状と、電気回路部品などの交換が必要になった場合の修理費用は表1の通りです。
表1
故障症状 | 想定修理費用(税込み) |
---|---|
給水できない | 約2万~約3万円 |
脱水できない/排水しない | 約2万~約3万円 |
水漏れ | 約1万9000~約2万8000円 |
※筆者作成
ドラム式洗濯機の修理費用
ドラム式洗濯機の故障症状と、電気回路部品などの交換が必要になった場合の修理費用は表2の通りです。
表2
故障症状 | 想定修理費用(税込み) |
---|---|
給水できない | 約2万7000~約4万円 |
脱水できない/排水しない | 約3万6000~約4万7000円 |
ドアの不具合 | 約1万3000~約4万4000円 |
乾燥機能の故障 | 約3万~約8万円 |
※筆者作成
ドラム式洗濯機には、縦型と比べて構造が複雑で部品点数が多く、修理費用が高額になる傾向があるようです。特に乾燥機能の故障では、高額になることが多いようです。
費用対効果から見た修理の判断基準
購入から一定期間以内であれば、メーカー保証によって無償修理が可能な場合もあるため、まずは保証書の内容を確認してください。また、販売店の延長保証に加入している場合は、修理費用の削減ができる可能性もあるため、販売店へ相談するのもよいでしょう。
複数の箇所が故障している場合は、一度に修理を受けることで出張料の節約につながる可能性があります。また、修理前の点検で他の箇所の不具合が発見される場合もあるでしょう。
なお、故障した洗濯機を6年以上使用している場合は、故障のリスクが高くなるほか、部品がないことにより修理することができない場合もあるようなので、買い替えを検討するのもよいでしょう。
修理費用を抑えるためのポイント
洗濯機の修理費用は高ければ7万円以上、故障の種類が同じでも縦型洗濯機かドラム式洗濯機かで大きく異なる可能性があることが分かりました。修理費用を抑えるためには、購入時に保証書の内容をしっかりと確認し、延長保証サービスの利用も検討してください。
修理か買い替えかの判断は、故障箇所や修理費用、使用年数などを総合的に考慮することをおすすめします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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