「米」高騰に対して「もち麦でかさ増し」が有効?毎日食べても問題ない?
配信日: 2025.03.16


執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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米の価格が高騰中!家計への影響は?
近年、米の価格が急上昇しており、家計に負担を感じている方もいるでしょう。総務省による主要品目の都市別小売価格の統計調査によると、2025年1月期東京23区の米の5キログラムあたりの値段は4185円です。
同調査による2024年1月期の値段は2440円のため、1年間で1500円以上も米の値段が上がっていることが分かります。主な原因として、天候不順による不作、生産コストの上昇、業者間での取引価格競争などが考えられています。
このような状況下で、少しでも食費をおさえるために「かさ増し」や「代替食品」の活用に注目が集まっているようです。米の消費量をおさえる有効な対策の1つとして、安価で栄養価の高い「もち麦」を活用する方法があります。
もち麦でかさ増しするメリット
もち麦でかさ増しするメリットは以下の通りです。
・栄養価が高く健康によい
・満腹感が向上する
・簡単に炊ける
もち麦を白米に混ぜて炊くことで、お米の消費量をおさえながら食事の満足感を維持できる可能性があります。もち麦は白米に比べて比較的安価で購入でき、米の価格高騰対策として有効でしょう。もち麦を取り入れることで家計を助けながら、健康的な食生活を送れます。
もち麦の栄養価や健康効果
もち麦は、白米に比べて栄養価が高く、特に食物繊維が豊富に含まれているようです。含まれている食物繊維は、白米の約20倍以上ともいわれており、健康効果が期待できる食品です。
もち麦の健康効果は以下の通りです。
・腸内環境を整える
・食後の血糖値上昇をおさえる
・生活習慣病の予防
もち麦に含まれる食物繊維が腸内菌を増やし、整腸作用を始めとするさまざまな効用をもたらすようです。腸の働きが活発になることで、免疫力の向上も望めるでしょう。また、もち麦は満腹感が得られやすく食後の血糖値をおさえる働きもあるようです。糖尿病の予防や食後の急激な血糖値変動を気にする方にとっても適しています。
もち麦を毎日食べても問題ない?注意点とは
もち麦は栄養価が高く健康によいとされていますが、食べ過ぎには注意が必要です。もち麦には食物繊維が豊富に含まれているため、摂取量が多くなるとお腹がゆるくなる可能性もあります。一度に大量に食べると腸の調子を狂わせて便秘や下痢を引き起こしかねません。
そのため、もち麦だけに頼らないことが重要です。ほかの栄養素も意識して全体の栄養バランスを考えながら、毎日の食事に取り入れることをおすすめします。
もち麦を取り入れることで健康的に節約を目指せる。1日あたり50グラム程度を目安に取り入れることがおすすめ
もち麦を活用することで食費をおさえながら健康的な食生活を維持できる可能性があります。もち麦は白米に比べて安価な場合が多く、白米に混ぜて炊くことでお米の使用量を減らしながら満足感を得られるでしょう。
もち麦には、食物繊維が豊富に含まれており、血糖値の上昇をおさえたり生活習慣病を予防したりするのにも効果的です。ただし、食べすぎるとお腹がゆるくなる可能性もあるため、注意が必要です。家計と健康を助長する食材として、毎日の食事に無理のない範囲で取り入れてみてください。
出典
総務省統計局 小売物価統計調査 主要品目の都市別小売価格-都道府県庁所在市及び人口15万以上の市(2000年1月~)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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