4月から一人暮らしを始めます。一人暮らしの「食費」はいくらくらいかかりますか?
配信日: 2025.03.17

本記事では、一人暮らしの食費の平均額や、外食と自炊のコスト比較、食費を節約するコツについて解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一人暮らしの食費はどれくらいかかる? 平均額をチェック!
総務省統計局の「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、一人暮らしの食費の月平均は4万8204円となっています。ただし、この金額はあくまで平均値であり、生活スタイルによって大きく異なります。
一般的に食費は、手取り収入額の15~20%以内に抑えるのが理想といわれています。食費の目安を収入別に見てみると、手取り15万円の場合は2万2500~3万円、20万円の場合 は 3~4万円、手取り25万円以上の場合は3万7500~5万円となります。
ただし、個人の生活スタイルや価値観によって適切な食費の額は異なりますので、自身の状況に合わせて調整することが重要です。
外食派 vs. 自炊派:どっちが安い? コストの違いを比較!
一人暮らしを始めると、「外食が楽だけど高いのでは?」「自炊したほうが本当にお得なの?」と悩む方も多いでしょう。ここでは、外食と自炊のコストを比較してみます。
図表1 <1食あたりのコストの目安>
食事スタイル | 1食あたりの費用 | 1ヶ月の食費(1日3食計算) |
---|---|---|
外食メイン | 800~1200円 | 7万2000~10万8000円 |
コンビニメイン | 500~800円 | 4万5000~7万2000円 |
自炊メイン | 200~400円 | 1万8000~3万6000円 |
筆者作成
図表1から、外食中心の生活をすると食費は月7~10万円程度に達する可能性があることが分かります。一方で、自炊を中心にすると、食費を2万円台に抑えることも可能です。
もちろん、完全に自炊だけにするのは難しいため、たまには外食を取り入れつつ、上手にバランスを取るのが理想的です。
食費を節約するコツ! 無理なくお金をかけずに健康的な食生活を送る方法
食費を抑えながら健康的に暮らすためには、工夫が必要です。以下のポイントを意識するだけで、大幅に節約できるようになります。
1. 週1~2回のまとめ買いを習慣化する
スーパーに頻繁に行くと、つい余計なものを買ってしまいます。食材は週1~2回まとめて購入し、無駄な出費を防ぎましょう。
2. 安くて栄養価の高い食材を選ぶ
節約しながら健康を維持するために、以下のような食材を活用しましょう。
主食:パスタ、うどん、玄米(安くて腹持ちがよい)
たんぱく質:鶏むね肉、納豆、豆腐、卵(コスパがよい)
野菜:旬の野菜、冷凍野菜、カット野菜(価格が安定している)
3. 作り置きを活用して時短&節約
「忙しくて自炊する時間がない!」という人は、週末に作り置きをしておくのがおすすめです。冷凍保存すれば、好きなときに温めるだけで食事ができます。
4. プライベートブランド(PB)商品の活用を検討する
大手スーパーやコンビニのPB商品は、一般的なブランド商品よりも価格が安く、品質も優れているものが多くあります。品質と価格を比較しながら、自分に合った商品を選びましょう。
食費は工夫次第で抑えられる! 自分に合った方法を見つけよう
一人暮らしの食費は、生活スタイルによって大きく変わります。外食を増やすと月7万円以上かかることもありますが、自炊を中心にすると2万円台に抑えることも可能です。
節約のコツを押さえつつ、自分に合った食生活を見つけることが大切です。無理なく続けられる方法で、健康的な食生活を送りましょう。
出典
総務省統計局 家計調査報告(家計収支編) 2024年(令和6年)平均結果の概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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