姪の結婚式に家族「5人」招待されました。ご祝儀はいくら包めばよいでしょうか?
本記事では、家族で招待された場合のご祝儀の金額について解説します。姪や甥へのご祝儀の金額相場もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
姪や甥に渡すご祝儀の相場はいくらか
まずは姪や甥に渡すご祝儀の相場を、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が公表する「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」を基に解説します。
同調査によると、叔父・叔母のご祝儀平均額は8万1629円、最多回答額は5万円でした。また、年代によるご祝儀の平均額を表1にまとめました。
表1
| 叔父・叔母の年代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平均額 | 2万3571円 | 5万1667円 | 7万9037円 | 7万9039円 | 9万1297円 | 8万909円 |
出典:一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」を基に筆者作成
年代によって金額に差が出る結果となっており、叔父・叔母の年齢が上がるにつれ、ご祝儀の金額も高くなる傾向にあります。
家族で招待された場合のご祝儀はいくら包めばよいか
家族で招待された場合は、一般的に子どもの年齢によって包む金額が変わるとされています。子ども1人あたりの一般的なご祝儀の金額目安は、以下の通りです。
・小学生:1万円
・中・高校生:2万円
・大学生以上:3万円
子どもの食事代を考えると、大人の3分の1から半額程度の金額がマナーとされているようです。なお、子どもが乳幼児の場合、ご祝儀は用意しなくてよいとされていますが、2000~3000円程度のプレゼントを贈ると喜ばれるでしょう。
夫婦で招待された場合、一般的には連名でご祝儀を包みます。金額は相場の3万円×2人分で6万円ですが、「結婚式において割り切れる数は避けるべき」とされる傾向にあるため、5万円か7万円にすることが多いようです。
家族5人で招待された場合、「夫婦分で用意する5万円か7万円と子ども1人あたり1~3万円」を包むことになるでしょう。子ども3人分の場合、最大9万円の出費になる可能性があります。5人分のご祝儀で15万円程度を準備するケースもあることを把握しておきましょう。
ご祝儀を渡すときの注意点
ご祝儀を渡す際に注意したい点をご紹介します。注意したいおもなポイントは、以下の2つです。
・新札を用意する
・水引の種類に注意する
ご祝儀に包むお札は新札を用意するのがマナーといわれています。新札は、銀行や郵便局の窓口で両替してもらえますので、直前でバタバタしないよう前もって用意しましょう。
また、結婚式で使うご祝儀袋の水引は「結び切り」が一般的です。「結び切り」は一度結ぶと解けない結び方といわれており、「一度きり」「解けない」という意味があります。
一方「蝶結び」は、出産祝いなど何度あっても喜ばしいお祝い事に使われるため、結婚のお祝いには適しません。新郎新婦の永遠の幸せを願うものになるので、「結び切り」の水引を選びましょう。
姪・甥へのご祝儀平均額は約8万円。家族で招待された場合、子どもの年齢が上がるほど包む金額も上がると考えよう
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が行った、ご祝儀に関するアンケート結果では、姪・甥へのご祝儀相場は約8万円でした。また、渡す側の年齢が上がるほど、ご祝儀を多く包む傾向にあります。
家族で招待された場合では、一般的に子どもの年齢によって包む金額の目安が変わります。なお、子ども用の食事代の金額が目安ともいわれています。
家族5人で招待された場合は、夫婦2人分のご祝儀5万円か7万円に、子ども1人あたり最大3万円を追加する可能性があります。子ども3人分で最大9万円の追加になることも考えられるでしょう。
出典
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度) 集計結果
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
