「テレビ」の「待機電力」はどれくらい? 待機電力を「おさえる方法」についても解説。

配信日: 2025.03.20

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「テレビ」の「待機電力」はどれくらい? 待機電力を「おさえる方法」についても解説。
テレビの待機電力について気になる方もいるでしょう。待機電力とは、家電製品が電源を切っている状態でも消費する電力のことです。テレビの場合、主電源を切らずにコンセントを差しっぱなしにしていると、待機電力が発生します。
 
今回は、テレビの待機電力やその削減方法について解説します。ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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テレビの待機電力はどれくらい?

一般的に、テレビの待機電力は0.1〜0.3ワットといわれています。これを1日24時間、30日間続けた場合の電気代を計算してみましょう。なお、1キロワットあたりの電気代は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会のデータを基に、31円/キロワットとします。
 
1日の待機電力の消費量は「待機電力(ワット)×時間(24時間÷1000(ワットをキロワットに換算)」で計算できます。先ほどのテレビの待機電力を当てはめると、以下のように計算可能です。

●最小値:0.1ワット×24÷1000=0.0024キロワットアワー
●最大値:0.3ワット×24÷1000=0.0072キロワットアワー

これを1ヶ月に換算すると、0.072〜0.216キロワットアワーが待機電力による消費量となります。
 
この数値から1ヶ月の電気代を計算すると、2〜7円程度、待機電力による電気代がかかることになります。
 

家庭での待機電力が多い機器は?

家庭で待機電力が多いとされる機器は、ガス温水器やテレビ、エアコンなどが挙げられるとされています。
 
ガス温水器では、センサーや制御弁が常に動作しているため、多くの待機状態で電力を消費すると考えられます。
 
テレビの場合、リモコンからの信号や番組表データなどを受信するために、電力が使われているようです。
 
エアコンでは、リモコン操作を受け付ける待機状態や、冷媒(内部の空気を調整するために必要な部分を温めておく仕組み)を余熱する仕組みによって電力が消費されていると言われています。これらの機器の待機電力は少量であっても、長期間使用されることで電気代に影響を及ぼす場合があるようです。
 

待機電力をおさえる方法

ここからは、待機電力をおさえる方法について解説します。
 

エアコンを使わないときはコンセントを外す

エアコンを使用することが少ない春や秋のオフシーズンには、コンセントを抜いておくことで待機電力をおさえられる可能性があります。ただし、再びエアコンを使う際には、機種によって異なるものの、コンセントを差し込んでから8時間ほど経過してから運転を始めることが一般的とされています。
 
一方で、エアコンを頻繁に使う季節にコンセントをこまめに抜き差しすることは避けた方がよいでしょう。コンセントを差し込んですぐに運転を開始すると正常に動作しない場合があり、故障のリスクが高まると考えられます。
 

充電器のコンセントはこまめに抜く

スマートフォンなどの充電器をコンセントに差しっぱなしにすることは、避ける方がよいとされているようです。これは、待機電力は少量でも、積み重なると無視できない電力量になる可能性があるためだとされています。
 
コンセントの抜き差しを頻繁に行うことが手間に感じる場合には、節電タップを活用するのも1つの方法です。節電タップのなかでも、スイッチが光らないものを選ぶことで、さらに待機電力をおさえられる可能性があるでしょう。
 

省エネの電化製品を使用する

省エネ性能の高い電化製品に買い替えることで、待機電力を含む全体の消費電力を減らせる可能性があります。近年の電化製品は技術が進化しており、従来の製品と比べて効率が向上しているようです。その結果、使用中の電力だけでなく、待機中の電力もおさえられる可能性があります。
 
例えばテレビなら、「明るさセンサー」や「オフタイマー」、操作が行われない場合に自動で電源を切る「無操作自動オフ機能」、信号が途絶えた際に電源を停止する「無信号自動オフ機能」などを備えた機種を選ぶことで、さらなる省エネにつながる場合があります。
 
また、主電源を切らない場合でも、リモコン待機のためにわずかに電力を消費することがありますが、最近のテレビでは待機消費電力が大幅に改善されており、0.1ワット以下の省エネ機種も登場しているようです。これらの製品を積極的に活用することで、家庭全体の電力使用量を効果的におさえられる可能性があります。
 

テレビのコンセントを差しっぱなしの場合、1ヶ月約2~7円の電気代がかかる

テレビの待機電力の電気代は月2〜7円程度だと考えられます。テレビはリモコンからの信号や番組表データなどを受信するため、家電製品のなかでも待機電力が大きいとされているようです。
 
家庭での電力消費を見直すためにも、コンセントの管理や省エネ家電の活用を心がけましょう。本記事の内容を、日々の節電対策にお役立てください。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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