お風呂の保温ボタンの「つけっぱなし」と、その都度「追いだき」では、どちらが得なのでしょうか?

配信日: 2025.03.20 更新日: 2025.03.21

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お風呂の保温ボタンの「つけっぱなし」と、その都度「追いだき」では、どちらが得なのでしょうか?
お風呂に入る時間が家族でバラバラな場合、「保温ボタンをつけっぱなしにするのと、その都度追いだきをするのとでは、どちらが光熱費を節約できるのか?」と気になったことはありませんか? 一見、保温のほうが便利に思われますが、エネルギー効率を考えると追いだきのほうがよい場合もあります。
 
本記事では、「保温」と「追いだき」のどちらが経済的かを比較し、状況に応じた最適な使い方を解説します。
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「保温」と「追いだき」の仕組みとは?

まずは保温と追いだき、それぞれの仕組みについて簡単に説明します。
 

・保温とは?

「保温ボタン」を押すと、お風呂の湯温を一定に保つために、給湯器が自動で追いだきを行います。水温が下がると自動で加熱されるため、いつでも適温のお湯に入れるのが特徴です。ただし、長時間にわたって保温を続けると、その分ガス代や電気代がかかります。
 

・追いだきとは?

追いだきは、一度冷めたお湯を加熱して温度を上げる機能です。水温が大きく下がっている場合は、再加熱により多くのエネルギーを使います。ただし、保温に比べて使用時間が短いため、頻繁に追いだきをしないのであれば、光熱費を抑えられる可能性があります。
 

保温と追いだき、どちらが得なのか?

お風呂の「保温」と「追いだき」、どちらが光熱費を抑えられるのかは、次に入浴するまでの時間によって変わります。本当に得するのはどちらなのか、具体的に比較してみましょう。
 

(1)1時間未満なら「保温」が有利

短時間の間隔で入浴する場合は、保温を続けたほうが効率的です。お湯がほとんど冷めないうちに維持できるため、わずかなエネルギーで温度を保つことができます。特に冬場は浴室全体が冷えやすいため、保温機能を活用することで快適性が向上します。
 

(2)1時間以上なら「追いだき」が有利

1時間以上空ける場合は、一度保温を止めてお湯を冷ました後、必要なタイミングで追いだきをしたほうが光熱費を抑えられる場合があります。ただし、お湯の冷め具合や給湯器の種類(ガス式・電気式)によってコストが変動するため、具体的な状況に応じて判断することが重要です。
 

光熱費を抑えるための工夫

お風呂の保温や追いだきを効率よく使うだけでなく、ちょっとした工夫を取り入れることで、さらに光熱費を節約できます。ここでは、お風呂の光熱費を抑えるための手軽にできる方法を紹介します。
 

(1)ふたを活用する

浴槽のふたを閉めることで、熱が逃げるのを防ぎ、保温効果を高められます。特に冬場は、ふたをするだけでお湯の冷めるスピードが大幅に遅くなります。
 

(2)保温シートを使う

市販の保温シートを浴槽に浮かべると、さらに保温効果が向上します。ふたと併用することで、長時間お湯を温かく保つことが可能です。
 

(3)追いだきの回数を減らす

もし家族の入浴時間がバラバラであれば、できるだけ間隔を短くするように調整することで、追いだきの回数を減らせます。例えば、最後に入浴する人が早めに入るようにするだけで、光熱費の節約につながります。
 

(4)省エネ型の給湯器を導入する

最新の給湯器には、省エネ機能が搭載されたものもあります。特に高効率タイプの給湯器は、ガス代の節約につながります。また、ハイブリッド給湯機を導入することで、従来のガス給湯器と比較してガス消費量を約20%削減できる可能性があります。
 

保温と追いだきのどちらが得かは状況によって異なる

お風呂の保温と追いだきは、入浴の間隔によってどちらが得かが変わります。1時間未満なら保温のほうが効率的ですが、1時間以上空く場合は追いだきのほうが光熱費を抑えられます。
 
さらに、浴槽のふたや保温シートを活用すると、熱が逃げにくくなり節約につながります。家族の入浴時間をできるだけまとめて、追いだきの回数を減らすことも有効です。給湯器の種類によってもエネルギー効率が異なるため、省エネ型のものを選ぶのもおすすめです。
 
毎月の光熱費を見直したい方は、これらの工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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