「水道料金」が「20%」増えたら、料金はどれだけ増える? 4人家族の場合、月の「負担」はいくら?
配信日: 2025.03.21

そこで今回は、水道料金が上がった場合、どれくらい負担が増えるのか解説します。節水の方法についてもまとめていますので、参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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4人家族の水道料金相場
総務省統計局の「家計調査 家計収支編」によると、2024年12月の4人家族の水道料金の平均は6157円です。光熱・水道費の平均が2万4421円となっており、水道光熱費に占める水道料金の割合は 約25.2%です。
水道料金が20%増えると水道料金はどれくらい増える?
水道料金の平均額が6157円の場合、水道料金が20%増額すると、1ヶ月あたりの水道料金は、7388円ほどになると見込まれます。増加額は約1231円です。
ただし、水道料金が20%増額する場合、その増加額は「基本料金」と「従量料金」のどちらが上がるかによって異なります。このため、増額の影響を正確に把握するには、どの部分が改定されるのかを考慮する必要があります。
水道料金が多くかかるシーンは?
お風呂は、家庭での水使用量の中で最も大きな割合を占めていると考えられます。東京都水道局によると、浴槽に水をためるだけで180リットル程度の水が必要とされているようです。シャワーの使い方次第では、さらに使用量が増える可能性もあります。
水道料金を節約する方法
ここからは、水道料金を節約する方法について解説します。
●風呂水を再利用する
●トイレでは大小レバーを使い分ける
●歯磨きでゆすぐ水はコップにくむ
上記の内容について、詳しく見ていきましょう。
風呂水を再利用する
一般的な家庭では、1回の入浴で約180リットルもの水を使用します。このうち、半分程度を再利用するだけでも、約90リットルの節水につながる可能性があります。
再利用方法としては、洗濯、掃除、庭の散水などがあります。例えば、洗濯機に風呂水ポンプを取り付けることで、残り湯を効率的に利用できる可能性があります。
また、バケツに風呂水をくみ掃除用に使用したり、種類によっては庭の植物への散水に活用したりするのもよいでしょう。
トイレでは大小レバーを使い分ける
水洗トイレの大小レバーは、使い分けることが重要です。小レバーを使用すると、大レバーに比べて約2リットルの水を節約できるといわれています。小さな取り組みですが、習慣づけることで、節水効果が期待できるかもしれません。
歯磨きでゆすぐ水はコップにくむ
歯みがき中に水を流しっぱなしにすると、わずか30秒間で約6リットルもの水を消費するようです。コップに水をくんで使用する方法に変えるだけで、必要な水量は約0.6リットルにおさえられ、1回あたり約5リットルの節水につながるといわれています。
水道料金が20%値上がりすると月に1231円ほど負担が増える可能性がある
今回は水道料金が値上がりした場合、どれくらい負担が増えるのか解説しました。水道料金は、日々節約を意識し工夫することにより、家計の負担軽減につなげられる可能性があります。
風呂水の再利用やトイレのレバーの使い分け、歯みがき時の水の使用量を見直すことで、無駄な水の使用をおさえられるかもしれません。本記事の内容を、日常生活の節水対策に役立ててください。
出典
e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2024年 12月
東京都水道局 水の上手な使い方
独立行政法人水資源機構 家庭でできる節水の方法
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー