「浴室乾燥」と「除湿機」、効率よく洗濯ものを乾かすならどちらのコスパがよい?
配信日: 2025.03.24

そこで、この記事では「浴室乾燥機」と「衣類乾燥除湿機」の電気代や乾燥時間を比較し、どちらがコスパに優れているのかを詳しく解説します。効率よく洗濯ものを乾かす方法も紹介するので、節約しながら快適に洗濯をしたい人はぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
浴室乾燥機にかかる電気代
始めに、浴室乾燥機を使用した際の電気代を見ていきましょう。浴室乾燥機の消費電力は1180ワット、電気料金の単価は31円/キロワットアワーとして、時間ごとにかかる電気代を紹介します。
標準乾燥で使用した場合、1時間の電気代は約37円です。利用時間が長くなれば、その分電気代は高くなり、2時間の場合は約73円、3時間の場合は約110円となります。
使用時間やメーカーによって異なりますが、浴室乾燥機を毎日使用した場合、1ヶ月当たり約1110円~3300円かかることになります。
衣類乾燥除湿機にかかる電気代
次に、除湿機にかかる電気代を見ていきましょう。衣類乾燥除湿機の消費電力が320ワットのタイプを使用した場合、1時間当たりにかかる電気代は約10円です。2時間だと約20円、3時間の場合は約30円の電気代がかかります。
除湿乾燥機も使用時間やメーカーによって異なりますが、1ヶ月当たりに換算すると、約300円〜900円の電気代がかかるようです。
洗濯ものが乾くまでの時間を比較
浴室乾燥機を使用して洗濯ものが乾く目安時間は、約3時間といわれています。一方で、衣類乾燥除湿機の場合は、約72分で洗濯ものを乾かせるようです。洗濯ものが乾く時間を基に電気代がいくらかかるか、それぞれ比較してみましょう。
表1
洗濯ものが乾くまでの時間 | 電気代 |
---|---|
浴室乾燥機:3時間 | 約110円 |
衣類乾燥除湿機:72分 | 約12円 |
差 | 約98円 |
※筆者作成
洗濯ものが乾くまでの時間を基に比較したところ、浴室乾燥機より衣類乾燥除湿機の電気代のほうが98円安いことが分かりました。1ヶ月に換算すると浴室乾燥機は約3300円、除湿機は約360円となるため、2940円の差が生じます。
効率よく洗濯ものを乾かす方法
ここからは浴室乾燥機と衣類乾燥除湿機に分けて、効率よく洗濯ものを乾かす方法を紹介します。洗濯ものを早く乾かしたい人や、節約を意識している人はぜひ参考にしてください。
浴室乾燥機
浴室乾燥機を効率よく使用する方法は以下の通りです。
●サーキュレーターを併用して使用する
●洗濯もの同士の間隔を空ける
●浴室の水分は拭き取ってから使用する
●定期的にフィルターを掃除する
浴室乾燥機を使用する際は、サーキュレーターを使って風を送ったり、洗濯もの同士の間隔を空けて干したりすると効率よく洗濯ものを乾かせるようです。浴室の水分はできるだけ拭き取って、フィルター掃除を定期的にすることも忘れないようにしましょう。
衣類乾燥除湿機
衣類乾燥除湿機を効率よく使用する方法は以下の通りです。
●閉め切った狭い空間で使用する
●風が当たるように工夫して干す
衣類乾燥除湿機は狭い空間で集中的に使用することで、洗濯ものをより早く乾かせるようです。浴室乾燥機と同様に、風が当たりやすいように干し方を工夫するのもよいでしょう。
洗濯ものを乾かすのにコスパがよいのは衣類乾燥除湿機
浴室乾燥機と衣類乾燥除湿機を比較したところ、洗濯ものを乾かす際にコスパがよいのは後者だと分かりました。洗濯ものが乾くまでの時間を基に電気代を計算すると、浴室乾燥機を1ヶ月使用した場合が3300円なのに対して、衣類乾燥除湿機は360円です。
ただし、使用状況や機器のメーカー、電力会社のプランなどによって異なる場合もあるため、あくまで目安として考えましょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引委員会 よくあるQ&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー