できればまとめて入りたいけれど…追い焚きを「2時間後」と「6時間後」にした場合では「ガス代」にどれくらいの差が出る?
配信日: 2025.03.24

そこでこの記事では、追い焚き機能を利用して「2時間後」と「6時間後」にお風呂のお湯を温めた場合のガス代について、詳しく解説します。また、追い焚きや給湯を活用した際の節約術についても紹介するため、光熱費をおさえたい方はぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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2時間後と6時間後に自動保温した場合のガス代
お風呂のお湯は、フタをした状態であっても2時間で約2度下がるといわれているため、6時間後は6度下がることになります。180リットルのお湯を40度まで温めた場合にかかるガス代を見ていきましょう。
東京ガスによると、2時間後に追い炊きした場合のガス代は約7円、6時間後は約20.6円となり、1日当たり約13.6円の差が生じます。1ヶ月に換算すると2時間後に温めた場合は約210円、6時間後の場合は約618円となり、408円の差が発生することが分かりました。
お風呂の給湯機をつけたままにした場合にかかる電気代
お風呂の給湯器は、使用していない場合でも待機電力が発生するといわれています。このときに発生する電気代は月に数十円程度で、年間にすると数百円程度だと考えられます。節約を意識するなら、常にオンの状態にせず、使用しないときはオフにするとよいでしょう。
ただし、電気代は使用状況や環境、電力会社の契約内容によって異なる場合があります。ここでご紹介した費用は、あくまで目安にして考えてください。
お風呂に入る際の節約術
ここからは、お風呂の光熱費における節約方法をご紹介します。
設定を見直す
給湯パネルの設定は、以下の点を見直すとよいでしょう。
●必要なときだけオンにする
●給湯量を少なくする
●給湯温度を下げる
給油パネルは、使用するときのみ電源を入れるようにすると、1ヶ月当たり数十円程度、節約効果が期待できる可能性があります。
給湯量が多かったり温度が高すぎたりすると、光熱費も高くなる傾向があるため、見直してみましょう。お湯の量は200リットルから180リットルに変更することで1日当たり約11.8円の節約、温度は42度から40度に下げると約5.9円の節約につながる場合があります。
お風呂のふたを使う
お風呂のふたを活用すると温度が下がるのを防げる可能性があるため、温めなおした際に光熱費がかかり過ぎるのをおさえられる場合があります。ふたがないときにかかる光熱費は1日当たり約22.5円、ふたがあると約13.7円となり約8.8円の節約につながる場合があります。
なお、ここで紹介している金額は「40度に温められた180リットルのお湯を、4時間後に40度まで追いだきした場合」として計算しています。
「2時間」と「6時間」のガス代の差は約13.6円
お風呂のお湯を2時間後に追い焚きした場合のガス代は、約7円、6時間後では約20.6円かかり、差は約13.6円になる可能性があります。お風呂にかかる光熱費を節約するためには、設定温度や給湯量の見直しなどもおすすめです。
家族で同じ時間帯に入浴できればそれに越したことはありませんが、難しい場合には今回紹介したアイデアを活用して節約を実践してみてください。
出典
東京ガス ウルトラ省エネブック バスルーム・トイレを使う – 1
東京ガス ウルトラ省エネブック バスルーム・トイレを使う – 2
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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