40代の息子は警備員の「アルバイト」をしています。同年代で正社員ではない人は多いのでしょうか？

配信日: 2025.03.25

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40代の息子は警備員の「アルバイト」をしています。同年代で正社員ではない人は多いのでしょうか？

40代で働いている方のなかには、非正規雇用としてアルバイトやパートで働いている方も少なくありません。40代でアルバイト勤務をしている子どもの収入が気になる場合は、平均収入を参考にするとよいでしょう。

今回は、40代でアルバイトやパート勤務をしている方の人数や、警備員の仕事内容、平均収入などについてご紹介します。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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目次 [非表示]

1 40代で非正規雇用の方はどれくらいいる？
2 警備員の仕事内容
3 警備員の収入
4 40代でアルバイトやパートをしている方は264万人程度いる

40代で非正規雇用の方はどれくらいいる？

総務省統計局の「労働力調査」によると、令和6年時点で40～44歳の就業人口は670万人、45～49歳の就業人口は778万人の合計1448万人です。そのうち、非正規雇用の方は40～44歳が163万人、45～49歳は197万人で合計360万人でした。就業人口のうち約25％の方は、非正規雇用で働いていることになります。

また、同調査によると、非正規雇用の内訳は以下の通りです。

40～44歳

・パート・アルバイト：119万人

・労働者派遣事業所の派遣社員：16万人

・契約社員：20万人

・嘱託：3万人

・その他：5万人

45～49歳

・パート・アルバイト：145万人

・労働者派遣事業所の派遣社員：19万人

・契約社員：23万人

・嘱託：4万人

・その他：6万人

40代前半と後半ともに、非正規雇用はパートやアルバイトが最も多い結果となりました。もし40代で非正規雇用の場合、アルバイトとして働いている方は珍しくないといえるでしょう。

警備員の仕事内容

警備員といっても、仕事内容はさまざまです。一般社団法人東京都警備業協会によると、警備は以下7種類に分けられます。

・施設警備：公共施設やオフィスビルなどで巡回や受付、案内、入退管理などを行う

・機械警備：施設のセキュリティシステムの異常が出たときに出動する

・雑踏警備：大規模なスポーツ大会やお祭りなどの会場で、事故が発生しないようにする

・交通誘導：ショッピングモールや工事現場、高速道路などでドライバーや歩行者が事故を起こさないように誘導する

・貴重品運搬：貴重品が盗難などの被害に遭わないよう注意を払いながら運搬する

・身辺警備：対象者の要望に沿った警備を行う、いわゆるボディーガード

・その他の警備：プールの監視業務や万引き警戒業務など

警備員の業務には国家資格もあり、資格を取得することで仕事のできる範囲が広がり、収入がアップする可能性も高まります。もし現時点での収入に不安を覚える方は、資格取得を目指してみることも選択肢のひとつです。

警備員の収入

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、警備員の平均収入は表1の通りです。

表1

	きまって支給される現金給与額	年間のボーナスやその他特別給与額	年間収入相当額
全体平均	27万9800円	40万3400円	376万1000円
40～44歳	32万6600円	66万500円	457万9700円
45～49歳	33万6800円	70万2200円	474万3800円

※筆者作成

年齢問わずの平均でみると、平均収入は年間換算で376万1000円ですが、40代のみでみると前半、後半ともに450万円を超える計算です。そのため、資格取得などをきっかけに正社員になった場合、勤務年数に応じて、収入もアップする可能性があります。

40代でアルバイトやパートをしている方は264万人程度いる

総務省統計局のデータによると、令和6年時点において40代で非正規雇用の方は全就業人口のうち約25％でした。仕事がある方の4分の1は、非正規雇用で働いていることになります。さらに、非正規雇用のうちアルバイトやパートの方は264万人と、最も多い結果でした。そのため、40代でアルバイトをしているケースは珍しくないといえるでしょう。

もし警備員として働いている場合は、40代前半の平均年間収入は457万9700円、40代後半は474万3800円と、警備員の全体平均収入より100万円程度多い結果です。長らく働き続けているのであれば、ある程度の収入は確保できると考えられます。

警備員の仕事にはさまざまな種類がありますが、仕事の範囲を広げたいなら資格の取得も視野に入れてみましょう。