「2駅先」のアルバイト先に受かりました。交通費支給と書いてありますが「定期圏内」でも支給されますか?
配信日: 2025.03.25

その一方、学校と家との中間地点でアルバイトが決まり、定期で通える場合は交通費が支給されるかどうか気になる方もいるでしょう。今回は、「定期圏内」でも交通費が支給されるかどうか、分かりやすく解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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アルバイトの交通費は定期圏内でも支給される
アルバイトの求人に「交通費支給」と記載してある場合、基本的に定期とは関係なく交通費は支給されます。「交通費支給」はアルバイトを募集している会社や店舗の福利厚生の一種です。したがって、学校の定期があっても問題はありません。
なお、定期圏内であることを報告する義務もありません。定期を持っていることを報告しなかったからといって罰則もないのが原則です。
ただし、「公共交通機関を使っている」と報告して交通費を支給してもらい、実際は自転車で通勤していたといった場合は交通費の返還を求められる可能性があります。
交通費支給のアルバイトを選ぶ際の注意点
「交通費支給」と明記していても、アルバイト先によって交通費支給の条件や規定が異なります。アルバイト初日から全額交通費が支給されるところもあれば、上限が設けられているところもあるでしょう。アルバイトの面接時に、交通費について確認しておくと不安なく働けます。
本項では、交通費支給のアルバイトを選ぶ際に確認しておくポイントや注意点を紹介します。
交通費支給の条件はアルバイト先によっても異なる
交通費の支給は、会社の福利厚生の一環です。法令で「いくらまで交通費を支払うように」と定められているわけではありません。したがって、会社の業績によって「今月から交通費の支給はなくなりました」と通告される場合もあります。
また、支払う交通費の上限が定められているところもあります。求人広告を確認する際は、以下の点に注目してください。
・「交通費全額支給」:原則としてかかった交通費はすべて支給
・「一部支給/月上限〇〇〇円まで」:上限が定められており、それ以上は自分で支払う
・「交通費一律支給」:徒歩でも自転車でも一律交通費が支給される
特に、上限が定められているところは、いくらまで支給されるか確認しておきましょう。
交通費の計算方法
交通費は、一般的に電車やバスを利用して最も安く済む方法、かつ合理的な経路で算出したものが対象になります。例えば、A路線とB路線があり、A路線だと3分早く到着するものの20円運賃が高い場合は、B路線を利用した場合の運賃分が交通費として支給されるでしょう。
自動車の場合には、勤務先までの距離に応じて支払われる場合と一律額で支給される場合が一般的です。なお、会社によってはガソリンの価格に応じて交通費が上下する場合もあります。
なお、「交通費一律支給」という場合、徒歩や自転車でも交通費が支給されますが、支給額は決まっていません。月々数百円が手当として支給されるところが多いですが、事前に確認しておくとトラブルを未然に防げます。
交通費がいくらまで支給されるか確かめてからアルバイトを始めよう
交通費は、あくまでも会社の福利厚生であり、支払うかどうかは会社の判断に委ねられています。また、交通費支給でも全額支給されるとは限りません。「一部支給」「電車とバスのみ支給」「自動車は××円まで支給」など、細かく規定がされている場合もあります。
採用が決まったら一般的には丁寧に説明してもらえますが、分からないことがある場合には、トラブルを未然に防ぐために遠慮せず質問しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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