土日に「1週間分」の米をまとめて炊いています。炊いたご飯は冷蔵保存で「1週間」もつのでしょうか?また、炊飯器の保温にかかる電気代はどのくらいでしょうか?
配信日: 2025.03.25

本記事では、ご飯の冷凍保存の目安や、おいしく冷凍・解凍するコツを解説します。炊飯器を利用する際の電気代も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ご飯の冷凍保存は約1ヶ月可能
ご飯の冷凍保存は、おおよそ1ヶ月程度まで問題ないとされています。
とはいえ、この1ヶ月という期間は「食べても安全」という意味であり、味が保たれる期間とは異なります。冷凍後約1週間で味が落ち始めるといわれているため、おいしく食べるには冷凍保存後1週間以内に食べるのが理想的です。
また、ご飯の保存状態や冷凍方法によって、賞味期限や消費期限が異なります。冷蔵保存は2〜3日程度が目安とされ、それ以上保存する場合は冷凍保存が適しています。
そのため、土日に1週間分のご飯をまとめて炊く場合は、冷凍庫で保存し、できるだけ早めに食べることを心がけましょう。
ご飯をおいしく冷凍するコツ
ご飯をおいしく冷凍するコツは、以下のとおりです。
●炊きたてのご飯を冷凍する
●密閉性の高い容器を使用する
●ラップやフリーザーバックでにおいを防ぐ
●粗熱を取ってから冷凍する
●1食分ずつ小分けにする
ご飯をおいしく冷凍するためには、炊きたてのご飯を使用することが大切です。炊きたてが最もおいしく、時間が経つと味が落ちてしまうためです。
冷凍する際は、密閉性の高い容器を使用しましょう。また、ラップで包んでからフリーザーバッグに入れると、におい移りを防げます。水滴でご飯の状態が悪化するのを避けるため、粗熱を取ってから冷凍することもポイントです。
また、1食分ずつ小分けにしておくと、使う際にも便利です。
ご飯をおいしく解凍するコツ
ご飯をおいしく解凍するコツは、次のとおりです。
●自然解凍は避け電子レンジを活用する
●保温ジャーに入れて温める
●食べる直前に解凍する
ご飯を解凍する際は、電子レンジの解凍機能や自然解凍は避け、通常の加熱機能を使って温めましょう。解凍機能は冷凍食材を生の状態に戻すためのもので、ご飯の解凍には適していません。
炊飯器や魔法瓶メーカーによると、おいしく解凍する方法として以下の手順が紹介されています。
1.冷凍ご飯をラップに包んだまま、電子レンジ(600W)で30秒~1分程度温める
2.箸でほぐせるくらい柔らかくなったら、耐熱皿やお茶わんに移す
3.ほぐしながら余分な水分を飛ばし、さらに600Wで2分程度温める
また、食べる直前に解凍することをおすすめします。
炊飯器を利用する際の電気代
経済産業省 資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ2024年版」によると、炊飯器の消費電力は以下のとおりです。
●炊飯1回:158Wh
●4時間保温:66Wh
●10時間保温:165Wh
全国家庭電気製品公正取引協議会が提示する電気料金の目安単価(31円/kWh・税込)をもとに計算すると、炊飯で約4.8円、4時間保温で約2.0円、10時間保温で約5.1円の電気代がかかります。
また、炊飯器・魔法瓶メーカー「タイガー魔法瓶株式会社」によると、電子レンジ(600W)で2分間ご飯を解凍する際の電気代は約0.5円とされています。
炊飯器の電気代を節約するコツ
炊飯器の電気代を節約するコツは、以下のとおりです。
●タイマーを活用する
●保温時間を長くしすぎない
炊飯器を使う際は、タイマー機能を活用しましょう。食べる時間に合わせて炊き上げることで、電気代の無駄を防げます。保温時間が長くなると電気代も上がるため、できるだけ保温時間を短くする工夫が大切です。
また、炊飯器を使用しないときは、コンセントからプラグを抜くことで待機電力をおさえられます。
おいしさ重視ならご飯の冷凍は短期間がおすすめ!
ご飯の冷凍保存の目安は最大1ヶ月程度ですが、1週間を過ぎると味が落ち始めるとされています。冷蔵保存は2〜3日が目安とされるため、土日に炊いて1週間保存する場合は冷蔵保存を選び、できるだけ早く食べましょう。
また、賞味期限や消費期限はご飯の状態や冷凍環境によって異なるため、異臭がするなどの変化があれば食べずに処分することをおすすめします。ご飯を冷凍する際は、本記事で紹介した冷凍・解凍のコツもぜひ参考にしてみてください。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー