「家族4人で月2万5000円」スマホ代がかかっています。他の家庭はどれくらい支払っているのでしょうか?

配信日: 2025.04.19
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「家族4人で月2万5000円」スマホ代がかかっています。他の家庭はどれくらい支払っているのでしょうか?
「毎月のスマホ代が家族4人で2万5000円。これって高いの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。通信費は家計の中でも見直しやすい項目の一つです。
 
本記事では、家族4人のスマホ代の平均額を紹介し、節約のポイントを解説します。
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家族4人で月2万5000円のスマホ代は高い?

総務省の「家計消費状況調査(2024年)」によると、4人家族のスマートフォン・携帯電話の通信、通話使用料の平均は月額1万4831円、端末代金の平均は2505円です。合計すると、月額約1万7336円となります。
 
このデータと比較すると、月2万5000円のスマホ代はやや高めといえるでしょう。
 

スマホ代が高くなる主な原因とは?

スマホ代が高くなってしまう家庭には、いくつか共通する「見落としポイント」があります。ここでは、その代表的な要因を詳しく見ていきましょう。
 

大手キャリアの高額プランを利用している

ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアのプランは、特にデータ使い放題プラン(無制限プラン)が中心となっており、月額6000円〜8000円ほどが一般的です。これに通話定額や端末代金の分割が加わると、1人あたり1万円前後になることもあります。
 

実際の使用量に見合わない契約をしている

「使うかもしれないから」と大容量プランを契約しているケースも多いですが、実際には月に5GB以下しか使っていない人も少なくありません。このように必要以上に余裕を持たせた契約が、結果的に無駄な支出を生んでいます。
 

家族全員がそれぞれ最新の端末を持っている

スマホの端末代も大きな負担になります。iPhoneやハイエンドAndroid機種は本体価格が10万円を超えることもあり、これを24回や36回の分割で購入すると、毎月数千円の端末代が追加されます。家族4人分となれば、それだけで月1万〜1万5千円前後になる可能性も。
 

不要なオプションや保険に加入している

通信会社でスマホを購入した際に、自動的に加入される「端末補償」「動画サービス」「雑誌読み放題」などのオプション。月額数百円〜1000円ほどでも、積み重なれば大きな金額になります。
 
「ほとんど使っていないけど何となくつけたまま」という方は、一度契約明細をチェックしてみましょう。
 

スマホ代を節約するための具体的な方法

「スマホ代が高い」と感じたら、できるところから見直してみましょう。ここでは、実際に効果のある節約法を具体的に紹介します。
 

格安SIM・格安スマホへの乗り換え

現在、大手キャリアから格安SIMに乗り換える家庭が増えています。「楽天モバイル」や「IIJmio」「mineo」「ahamo」などのプランでは、月額1000円〜3000円台で利用可能です。
 
大手キャリアで1人月8000円程度かかっていた家庭が、格安SIMに乗り換えたことで、月4人で1万円以上の節約になったというケースも珍しくありません。
 

使用データ量に応じたプランに切り替える

「毎月Wi-Fi環境での利用が中心」という家庭なら、大容量プランは不要かもしれません。5GBや3GBといった小容量プラン+Wi-Fi中心の生活に切り替えるだけで、月額数千円の節約になります。
 
データ使用量は、スマホの設定画面で簡単に確認できますので、一度チェックしてみましょう。
 

端末代は分割ではなく「型落ち・一括購入」も検討

最新モデルにこだわらず、少し古い機種(1〜2年前のモデル)を選べば、端末代を半額近くに抑えられます。また、SIMフリースマホを一括で購入すれば、分割手数料も不要。3万円台のスマホでも普段使いには十分な性能を備えています。
 

家族割引・シェアプランの活用

同じ通信会社を家族で使っている場合、「家族割」「シェアプラン」などを利用すると、1人あたり数百円〜千円程度の割引が適用されることも。さらに、通信量を家族で分け合えるプランもあり、個々に大容量契約をするより効率的です。
 

オプションの見直し・不要なサービスの解約

ほとんど使っていないのに、つけっぱなしのオプションサービスはありませんか?
 
ウイルス対策アプリや動画・音楽配信サービス、クラウドストレージの有料プランなどといったサービスも、使っていなければすぐに解約を。合計すると月1000〜2000円はすぐに浮く可能性があります。
 

まとめ

家族4人で月2万5000円のスマホ代は、平均と比較するとやや高めです。料金プランの見直しや格安SIMへの乗り換えなど、適切な対策を講じることで、通信費を削減し、家計の負担を軽減できます。ぜひ一度、現在の契約内容を確認し、節約のチャンスを探してみてください。
 

出典

総務省 e-Stat 家計消費状況調査(2024年)表番号 3-4
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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