毎日、水筒を持ち歩いていますが、実際どれくらいの節約になっているのでしょうか?
本記事では、水筒を使った場合と外で飲み物を買った場合を比較しながら、実際にどれくらいの節約につながるのかを解説します。あわせて、続けるコツやメリットについても紹介していきます。
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目次
外で飲み物を買った場合のコストは?
まずは、外出先で飲み物を購入した場合の費用を見てみましょう。例えば、以下のようなケースがよくあります。
自販機でお茶や水を購入:1本あたり150円程度
コンビニでペットボトル飲料を購入:150~160円前後
カフェでコーヒーを注文:300~500円程度
仮に、平日毎日1本のペットボトル飲料(160円)を購入したとすると、1ヶ月(20営業日)で約3200円。1年(240営業日)では、3万8400円もの出費になります。また、カフェで毎日1杯400円のコーヒーを240営業日購入していた場合は、9万6000円にもなります。
こうして見ると、何気なく買っている飲み物代が、年間でかなりの金額になっていることが分かるでしょう。
水筒を使った場合のコストは?
一方、水筒を使って自宅から飲み物を持参する場合、かかる費用は大きく抑えられます。
例えば、自宅でお茶を沸かして水筒に入れる場合、1杯あたりのコストは水道代や電気代、お茶パックなどを含めても1杯10〜20円程度です。仮に、1日20円で飲み物を用意できるとすると1ヶ月(20日)で400円、1年(240営業日)では4800円です。
つまり、ペットボトルを買い続ける場合と比べて、年間で3万3600円もの節約が期待できます。また、カフェと比較する場合は9万1200円の差となり、節約効果が大きいことが分かります。
なお、水筒自体は数千円の初期投資が必要ですが、それでも1~2ヶ月で元が取れる計算です。
節約以外にもある! 水筒持参のメリット
水筒を持ち歩くことは、節約以外にもたくさんのメリットがあります。以下で、主なメリットを見てみましょう。
1. 健康管理がしやすい
自宅で作るお茶や白湯、カフェインレス飲料などは、糖分や添加物が入っていない分、健康的です。特に、市販の清涼飲料水には砂糖が多く含まれていることもあるので、健康を意識している人には水筒がぴったりです。
2. ゴミが出ない、エコな生活に貢献
水筒を使えば、ペットボトルや紙カップといった使い捨ての容器を減らすことができます。最近は、企業でも「マイボトル推奨」や「ゴミ削減キャンペーン」が行われるなど、環境意識が高まっています。自分もその一歩を踏み出すことで、日々の行動が社会貢献にもつながります。
3. 自分の好みに合わせられる
自宅で入れたお気に入りの紅茶やハーブティーなどを持ち歩けば、わざわざ高いお金を出さなくても、自分好みの飲み物を楽しめます。季節や気分に応じて飲み物を変えるのも楽しく、マンネリにならずに続けられるでしょう。
水筒持参を無理なく続けるためのコツ
節約と分かっていても、続けられなければ意味がありません。以下のポイントを押さえておくと、水筒生活がグッと楽になります。
1. 洗いやすく、漏れにくい水筒を選ぶ
口が広くて洗いやすい水筒は、毎日使ってもストレスが少なく衛生的です。パッキンのつけ外しが簡単なものや、保温・保冷機能がしっかりしているものを選びましょう。
2. 前日の夜に準備しておく
朝はバタバタしがちなので、夜のうちに水筒を洗って乾かし、翌朝すぐに使える状態にしておくと忘れずに持って行くことができます。また、朝にお湯を注ぐだけのインスタント系の飲み物も便利です。
3. バッグに入れても邪魔にならないサイズを選ぶ
重すぎたり大きすぎたりすると持ち歩くのが面倒になるので、自分の行動パターンに合ったサイズを選ぶのがポイントです。500ミリリットル前後の水筒が、普段使いにはちょうどよいでしょう。
節約・健康・エコの全てが実現できる「水筒生活」を始めよう
水筒を持ち歩くことで、1年で3〜9万円程度の節約ができる可能性があります。それだけでなく、健康面や環境面でも多くのメリットがあり、自分の生活を見直すきっかけにもなるでしょう。
「たった150円」「たまにだから」と思って購入していた飲み物代も、積み重ねれば大きな出費です。ぜひ、今日から水筒生活を始めて、楽しみながら節約してみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
