週末に「2万円分の食品」をまとめ買いしていますが、本当に節約になっているのでしょうか?

配信日: 2025.04.20
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週末に「2万円分の食品」をまとめ買いしていますが、本当に節約になっているのでしょうか?
「平日は忙しいし、買い物は週末にまとめて済ませたい」と、毎週2万円分の食材をまとめ買いしている方も多いはず。買い物の回数が減って楽にはなるものの、「本当に節約になっているのかな…?」と疑問を感じることはありませんか?
 
本記事では、まとめ買いのメリット・デメリットを整理し、より効果的な節約術について考えてみましょう。
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「2万円のまとめ買い」は高い?それとも普通?

「毎週2万円って多いのかな?」と気になる方もいるかもしれません。総務省統計局の「家計調査 家計調査編(2024年)」によると、2人以上世帯の1ヶ月の食費平均は約8万5040円です。週単位で換算すると約2万1260円程度が目安となります。
 
ただし、この金額には外食費も含まれており、完全に「自炊だけの食費」とは限りません。そのため、外食をあまりしない家庭では、週2万円のまとめ買いでも「普通〜やや少なめ」に収まっているケースもあるでしょう。
 
また、家族の人数やライフスタイルによっても必要な食費は変わります。3人家族でも育ち盛りの子どもがいれば、食費は多くかかる傾向があります。一方で共働きで料理の時間が少ない家庭では、冷凍食品やお惣菜の利用率が高くなり、単価が上がる場合もあります。
 
つまり、単純に「2万円は高いor安い」で判断するのではなく、自分の家庭の人数・生活スタイル・食の傾向を加味した上で、見直しの目安にすることが大切です。
 

2万円分のまとめ買いは節約できているの?

まとめ買いは一見効率的に見えますが、やり方によっては節約からかけ離れてしまうことがあります。
 
例えば、セール品を「お得だから」とカゴにどんどん入れてしまったり、使い切れないほどの食材を買って結局ムダにしてしまったりと。こうした落とし穴に気づかないまま、毎週2万円の食費が「必要経費」ではなく「無駄遣い」になっている可能性があります。
 
また、冷蔵庫がいっぱいになって何がどこにあるか分からなくなり、気づいたときには賞味期限切れというケースもよくあります。こうした小さなミスが積み重なり「安く買ったはずなのに、なぜか節約できていない」と感じる原因になっているのです。
 

実は損しているかも?ありがちな無駄遣いの原因

節約のつもりでやっていることが、逆に出費を増やしてしまうこともあります。以下のような行動には注意が必要です。
 

1.目的がはっきりしないまま買い物へ行く

「なんとなくこれも必要かも」と買い物リスト外の食品を買ってしまうと、金額はすぐに膨らみます。
 

2.特売品に弱い

使い道が決まっていないのに、「安いから」とまとめ買いしてしまうと、結果的に捨ててしまうこともあります。
 

3.冷蔵庫や冷凍庫の管理が甘い

在庫が見えない状態だと、同じものを重複して買ってしまいがちです。
 

4.加工食品や冷凍食品の買いすぎ

まとめ買いの際に便利な商品ですが、値段が高くつくこともあるため、買いすぎは注意が必要です。
 

まとめ買いで本当に節約するためにやるべきこと

節約効果を高めるには、以下の3つのポイントを意識してみましょう。
 

1.献立を立ててから買い物をする

「何を作るか」が決まっていれば、必要な食材だけを無駄なく買えます。
 

2.1週間分の予算を決めて現金管理

2万円と決めたら、現金で持って行くと余計な買い物を防げます。
 

3.食材の保存・使い切り計画を立てる

冷凍保存、作り置き、お弁当などに活用することで食材をムダにせず使い切れます。
 
また、買い物前に冷蔵庫の在庫チェックをするのも、非常に有効です。今ある食材をベースに献立を組み立てることで、余計な出費を減らせます。
 

まとめ

まとめ買い自体は、時間とお金をうまく使うための良い方法です。ただし、「安い=得」と思い込みすぎると、逆にムダな出費が増えてしまうこともあります。
 
まずは、今の買い物の仕方を見直してみましょう。必要なものを必要な分だけ買う、使い切れる分量だけ買うといったシンプルな行動の積み重ねが、節約成功のカギになります。
 
「週末に2万円分まとめ買いしても、なんとなく節約できていない気がする…」という方は、少し立ち止まって、買い方・使い方の見直しから始めてみましょう。
 

出典

総務省 家計調査(家計収支編)2024年 表番号1-1
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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