妻に「10万円を超える」ロボット掃除機の購入を打診されたのですが、正直昔ながらの掃除機で事足りるだろうと思っています。節約になると聞きましたが「従来の掃除機」と「ロボット掃除機」で電気代が安いのはどっちでしょうか?

配信日: 2025.04.27
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妻に「10万円を超える」ロボット掃除機の購入を打診されたのですが、正直昔ながらの掃除機で事足りるだろうと思っています。節約になると聞きましたが「従来の掃除機」と「ロボット掃除機」で電気代が安いのはどっちでしょうか?
自動で床を掃除してくれるロボット掃除機は、家事の負担を少なくしてくれる可能性のある便利なアイテムとして注目を集めています。しかし、高性能であるため、数万円の価格になることも珍しくありません。
 
しかし中には「従来の掃除機より電気代が高いのでは? 」などと不安に感じている人もいるかもしれません。
 
そこで本記事では、従来の掃除機とロボット掃除機の電気代を比較するとともに、それぞれのメリット・デメリットについても詳しくご紹介します。
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従来の掃除機とロボット掃除機の電気代

掃除機の電気代は「消費電力(ワット)÷1000×使用時間×電力量料金(円/キロワットアワー)」で算出できます。今回は、従来の掃除機とロボット掃除機の電気代を計算して比較してみましょう。電力量料金は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている「31円/キロワットアワー」を使用します。
 
例えば、消費電力720ワットのサイクロン式掃除機を1日15分(0.25時間)使用した場合の電気代は「720ワット÷1000×0.25時間×31円/キロワットアワー=5.58円」です。
 
一方、ロボット掃除機は従来の掃除機よりも掃除にかかる時間が長い傾向があるとされています。ここでは、従来の掃除機の4倍(1時間)として計算しましょう。
 
あるロボット掃除機は、充電時の本体の消費電力が17ワットで、1時間使用するために2時間15分の充電が必要となっています。したがって、充電時に発生する電気代は「17ワット÷1000×2.25時間×31円/キロワットアワー=1.185円」です。
 
上記の製品で比較した場合は、従来の掃除機よりロボット掃除機の方が、電気代が安く済む可能性があることが分かります。
 
ただし、使用する製品などによっても異なる可能性があるため、あくまで参考程度にするとよいでしょう。
 

従来の掃除機のメリットとデメリット

従来の掃除機の場合、自分で掃除したい部分を掃除できる点がメリットだと考えられます。きれいになったことを確認しながら掃除ができるため、ロボット掃除機よりも従来の掃除機の方を好む人もいるかもしれません。
 
ただし、コードのあるタイプだと行動範囲が制限されることもあるため、途中でコンセントを差し替えなければならない場合もあるでしょう。紙パックタイプの掃除機ならば、紙パックを交換する手間やコストもかかると考えられます。
 

ロボット掃除機のメリットとデメリット

ロボット掃除機は自動で掃除してくれるため、家事にかかる手間や時間を大幅に軽減できる可能性があります。スケジュールを設定しておけば決まった時間に掃除を始めてくれるといわれているので、家にいなくても掃除を済ませられる点もメリットだと考えられます。
 
また、背の低い家具の下などは、従来の掃除機だと届きにくいかもしれませんが、ロボット掃除機ならスムーズに掃除できる可能性があるでしょう。
 
デメリットとしては、段差を乗り越えられなかったり障害物に引っかかったりしてうまく掃除できない場合もあることなどが挙げられます。家具の配置をかえたときなどはセンサーがうまく作動せず、迷子になってしまう可能性もあるようです。
 

従来の掃除機よりロボット掃除機の方が電気代が安い可能性がある

従来の掃除機とロボット掃除機の掃除1回あたりの電気代を比較したところ、サイクロン式掃除機は約6円、ロボット掃除機は約1円となり、ロボット掃除機の方が安く済む可能性があるようです。ただし、使用する製品などによっても異なる可能性があるため、あくまで参考程度にするとよいでしょう。
 
従来の掃除機は、きれいになったことを確認しながら掃除できる反面、コードのあるタイプだと行動範囲が制限される場合があるなどといったデメリットも挙げられます。
 
一方、ロボット掃除機は家事にかかる手間や時間を大幅に軽減できる可能性がある点がメリットだと考えられますが、段差や障害物があるとうまく掃除できなくなる場合があるなどのデメリットもあるようです。
 
「電気代が高い・安い」以外のそれぞれのメリットとデメリットも確認したうえで、自身に合った製品を選ぶとよいでしょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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