1人暮らしの友人の食費は月に「3万円」だそうです。私は「5万円」なのですが、使いすぎですか?
本記事では、単身世帯の平均的な月の食費や、1人暮らしの食費を節約するためのポイントを紹介します。自分の食費が妥当かどうかを考え、無理のない範囲で節約を意識することが大切です。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
単身世帯の平均的な月の食費
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)単身世帯 2024年」によると、単身世帯の平均的な食費は、月4万3941円です。平均額で考えると、月5万円はやや高めといえるでしょう。一方、月3万円で抑えられているのは、うまく節約ができているといえます。
食費の金額には個人の生活スタイルや食事の内容にも差があるため、必ずしも「使いすぎ」とはいえませんが、平均的な額から見ると、少し見直しの余地があるかもしれません。
1人暮らしの食費を節約するためのポイント
1人暮らしの食費を節約するためには、計画的な支出管理と賢い買い物が重要です。ここでは、食費の節約に役立ついくつかの方法をご紹介します。
食費にかける予算を毎月決める
食費を節約するためには、月々の予算を決めることが大切です。手取りの15%を超える食費は、見直しが必要かもしれません。変動費である食費や交際費については、毎月の予算を設定し、計画的な支出を心がけましょう。食費の予算を明確にすると、買い物や外食の際に計画的に支出を管理しやすくなります。
割引券やクーポンを活用する
外食をする際に食費を節約するためには、割引券やクーポンを上手に活用することが効果的です。
多くの飲食店では、独自のアプリを通じてクーポンや特典を提供しており、アプリ利用者向けに割引メニューや限定キャンペーンが用意されているケースもあります。これらの情報を事前にチェックしてからお店に訪れることで、無駄なくお得に食事を楽しめるでしょう。
また、行きたいお店が特に決まっていない場合、飲食店のクーポンをまとめて紹介しているアプリを利用するのもひとつの方法です。割引率の高いお店やキャンペーンを簡単に見つけられ、外食の際の出費を抑えられます。クーポンや割引を駆使して外食でも賢く食費を節約しましょう。
安いタイミングでまとめて購入する
食費を節約するためには、セール時や特売日を狙って食材をまとめて購入し、冷凍保存する方法が効果的です。自炊をする場合、必要な食材を事前に購入しておくことで、食材の買いすぎを防げます。
購入した食材は、使いたい量だけを小分けにして冷凍すると、長期間保存できる上、必要な時に手軽に取り出して調理できるほか、調理手順の簡略化が可能です。調理手順が少なくなることで、水道光熱費の節約にもつながるでしょう。
冷凍保存の際は、100円ショップなどで手に入るフリーザーバッグを使うと便利です。ダブルジッパータイプのものは密閉性が高く、食材の鮮度を保ちながら保存できます。セールや特売をうまく活用し、食材を無駄にせず、効率的に食費を抑えましょう。
コンビニよりスーパーを利用する
コンビニよりもスーパーを利用することで、食費を大幅に節約できます。スーパーは大量に仕入れられるため、1つあたりの商品単価が安く抑えられ、特に食材に関してはコストパフォーマンスが良い傾向があります。スーパーでの購入が習慣化すると、食材を安く手に入れられるため、無駄な支出が減り、賢く節約できます。
クレジットカード払いでポイント還元を受ける
食費の節約を進めるためには、支払い方法を工夫することも重要です。例えば現金払いからクレジットカード払いに切り替えることで、購入金額に応じてポイントが貯まり、実質的にお得になります。
食料品や日用品をよく購入する店舗では、クレジットカードで支払うことで、無駄なくポイントが積み上がるでしょう。クレジットカードによっては貯めたポイントが次回以降の買い物に活用できる場合もあるため、長期的な節約が期待できます。
平均的な食費から考えると月5万円はやや高め
月々の食費が平均より高めでも、適切に管理していけば無理なく節約することが可能です。食費を抑えるためには、予算を立てて計画的に支出を管理することが大切です。
また、外食の際は割引券やクーポンを活用したり、スーパーでのまとめ買いや冷凍保存をうまく利用したりすることで、無駄なくお得に生活できます。クレジットカードのポイント還元を上手に使うことも、家計の節約に役立つ方法です。自分に合った方法で賢く食費を抑え、より効率的な生活を目指しましょう。
出典
e-Stat 政府統計の総合窓口 総務省統計局 家計調査(家計収支編)単身世帯 詳細結果表 2024年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号1 (実数,構成比,増減率,寄与度)単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯・無職世帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
