運動部の息子が重宝しているスポーツドリンク→「粉末」と「ペットボトル」、どちらが「お得」? 価格以外の違いは?あまり差がないなら「150円程度」で買えるペットボトルがよいのですが……。

配信日: 2025.05.09

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運動部の息子が重宝しているスポーツドリンク→「粉末」と「ペットボトル」、どちらが「お得」? 価格以外の違いは?あまり差がないなら「150円程度」で買えるペットボトルがよいのですが……。
運動時の水分補給や熱中症対策に適しているといわれるスポーツドリンク。「粉末」と「ペットボトル」の2種類がありますが、どちらを選ぶべきか悩んだことがある人もいるかもしれません。
 
そこで本記事では、価格面だけでなく、成分・保存性・利便性・環境負荷などからも両者を比較し、違いをまとめました。
FINANCIAL FIELD編集部

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スポーツドリンクのタイプと特徴

スポーツドリンクは、発汗により失われる水分や電解質(ナトリウム・カリウムなど)を効率よく補給できる飲料だとされていて、水よりも体内への吸収が早い傾向があり、脱水症状や熱中症の予防に効果的と考えられています。
 
スポーツドリンクは、缶やパウチ状のものなどさまざまですが、粉末タイプやペットボトルタイプを選択するという人が多いかもしれません。そこで今回は、以下の表1に、粉末タイプとペットボトルタイプ2種類の特徴をまとめました。
 
表1

粉末タイプ ペットボトルタイプ
価格 1袋で1リットルのドリンクが作れるなど、
コストパフォーマンスに優れている傾向がある
容量が少ないものは、粉末に比べて割高になる
場合がある
保存性 軽量・コンパクトで長期保存・備蓄に適している
可能性がある
開封後は早めの消費が必要
利便性 水に溶かす手間はあるが、量の調整が自由 開封してすぐ飲める
持ち運び 軽くてかさばらず、持ち運びしやすい傾向がある 粉末に比べると重く、特に容量が大きくなると
持ち運びに不向きな場合がある
ゴミ・環境負荷 ペットボトルごみが出ない ペットボトルごみが出る

※筆者作成
 

粉末タイプとペットボトルタイプのコスパを比較

粉末タイプは作れる量が多い傾向にあり、コストパフォーマンスに優れている可能性がある点が魅力だと考えられます。あるスポーツドリンクでは、500ミリリットルペットボトルタイプが1本あたり約180円(税込み)であるのに対し、1リットル用の粉末は1袋あたり約150円(税込み)で販売されています。
 
ペットボトルタイプは水に溶かす必要がなく、すぐ飲める利便性の高さが魅力ですが、特に小さい容量のペットボトルタイプは、粉末タイプと比較すると割高になる傾向があるといえます。
 
そのため頻繁にスポーツドリンクを飲む人や、大量に消費するケースでは、粉末タイプの方が経済的な可能性があるといえるでしょう。
 

コストパフォーマンス以外の違いは?

粉末タイプは希釈濃度を自分で調整できるため、運動量や好みに合わせてカスタマイズできる可能性があるでしょう。
 
また、軽量でコンパクトな粉末タイプは持ち運びしやすく、作る場所を選ばないと考えられます。そのためアウトドアやスポーツ時に便利なだけでなく、未開封なら長期保存が可能で、災害時の備蓄用にも向いているといわれているようです。
 
一方、ペットボトルタイプは一定の濃度で提供されており、味や成分のブレがないと考えられます。コンビニや自販機で手軽に購入でき、水分補給が必要なときにすぐに飲めるのもメリットとなる可能性があります。
 
ただし、ペットボトルタイプは開封後早めに消費する必要があり、とくに容量が大きなものは持ち運ぶには不便な場合もあります。
 
ペットボトルの再利用やリサイクルは可能だと考えられますが、リサイクルには回収コストがかかる、ラベルを剝がす手間がかかるなどの課題もあり、環境への負荷は軽いとはいいきれないようです。
 

コストパフォーマンスが高いといえるのは粉末だが、ペットボトルは利便性が高いため、状況によって使い分けよう

スポーツドリンクの粉末とペットボトルには、それぞれメリットとデメリットがあります。
 
コストパフォーマンスを重視する、大量に消費する、備蓄を目的とする場合や、濃度を自分で調節したい場合は粉末タイプが適している可能性があります。一方、手間をかけずにすぐに飲みたい、外出先などで水分補給したい、安定した味や成分を求めるといった場合はペットボトルタイプが適していると考えられるでしょう。
 
利用するシーンに合わせて選び、適切な水分補給を心がけてみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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