「買い物メモ」で「買いすぎ」を「防げる」って本当? 実際に活用している人の割合は?
そこで今回は、買い物メモを活用している人としていない人で、買い物の仕方や金額に変化はあるのかについてご紹介します。
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「買い物メモ」で買いすぎを防げるのは本当か
株式会社くふうカンパニーホールディングスの買い物に関する調査によると、買い物メモの作成有無別の「1ヶ月の食費が予算内に収まる割合」は表1の通りです。
表1
| 食費が予算内か | 買い物メモを作成する人 | 買い物メモを作成しない人 |
|---|---|---|
| 常に収まっている | 3.9% | 1.8% |
| ほとんどの場合収まっている | 27.4% | 21.2% |
| 時々収まっている | 16.0% | 9.1% |
| ほとんどの場合超える | 25.6% | 35.8% |
| 常に超える | 4.8% | 6.7% |
| 予算を決めていない | 22.3% | 25.5% |
※株式会社くふうカンパニーホールディングス「買い物に関する調査」を基に筆者作成
買い物メモを作成する人の47.3%が、1ヶ月の食費を予算内に収められていると回答しました。一方で、作成しない人で予算内に収まっている人は32.1%で、なかでも「常に収まっている」と回答した人の割合は2倍ほど差があります。
このことから、買い物メモを使用すると、計画的な買い物につながりやすく、買いすぎ防止になると考えられるでしょう。また、買い物メモの作成有無にかかわらず、「予算を決めていない」という人の割合はほとんど同じです。人によっては、買いすぎ防止以外の目的で買い物メモを作成している可能性もあります。
「買い物メモ」を実際に活用している人の割合
同調査によると、買い物メモを活用している人の割合は表2の通りです。
表2
| 常に作成する | 33.2% |
| 時々作成する | 50.5% |
| まったく作成しない | 16.6% |
※株式会社くふうカンパニーホールディングス「買い物に関する調査」を基に筆者作成
約8割の人が「作成する」と回答しており、なかでも3割の人は日常的に作成しているようです。また、買い物メモを作成するおもな理由は「買い忘れ防止」「無駄買い防止」「買い物時間短縮」「予算内の買い物」などが挙げられます。
例えば、買い物メモを見ながらスーパーを回れば、特定のコーナーのみに行けばよいため、「なにかよいものはないかな」と考えながら買い物するよりも時短につながることもあるでしょう。さらに、メモに書いているもののみを購入すればよいと分かっているため、衝動買いもおさえやすくなる可能性があります。
「買い物メモ」を活用する際のポイント
買い物メモを活用する際は、以下のポイントをおさえると、買いすぎ・買い忘れ防止につながる可能性があります。
・冷蔵庫やパントリーを確認する:残量や不足分を把握できる
・本当に必要なものだけをメモする:足りないもの、買わなければ困るもののみ記入する
・売り場順にメモする:買い物の時短や余計な周回の防止につながる
・献立ごとに必要な食材をメモする:事前に1週間分の献立を決め、買い物に行く回数を減らす
・予算を決めてうえで買い物メモを作成する:本当に必要なものを考えやすくなる
例えば、予算を決めたり本当に必要なものだけを書いたりすることで、お菓子やストックの買いすぎを防ぎやすくなる可能性があるでしょう。
「買い物メモ」を積極的に活用して節約しよう
今回紹介した調査結果では、買い物メモを活用している人の多くは、買いすぎ防止につながっているようです。また、買い物メモは買い忘れや買い物の時間短縮など、多くの点でメリットを得られる可能性があります。
そのため普段作っていない方も、試しに一度挑戦してみてもよいでしょう。買い物メモを作成する際は、事前に冷蔵庫や収納棚にあるものを確認し、本当に必要なもののみを記入すると買いすぎ防止につながる場合があります。
買い物メモを活用し、より効率的に買い物をしましょう。
出典
株式会社くふうカンパニーホールディングス 買い物に関する調査(PRTIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
