毎日「夜20時過ぎ」に洗濯機や食洗機を使う共働き世帯です。毎月の電気代が「1万円」を超えることが多いのですが「夜の電気代が安くなるプラン」に変えた方が「節約」になりますか?

配信日: 2025.05.20

この記事は約 3 分で読めます。
毎日「夜20時過ぎ」に洗濯機や食洗機を使う共働き世帯です。毎月の電気代が「1万円」を超えることが多いのですが「夜の電気代が安くなるプラン」に変えた方が「節約」になりますか?
日中は仕事で家にいないことが多い共働き世帯では、電気代をもっと節約できないかと考えることもあるでしょう。
 
そこで本記事では、夜20時過ぎに洗濯機や食洗機を使う場合、夜間に電気代がお得になる料金プラン(時間帯別プラン)へ見直した方がよいのかどうかを解説します。ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

電気代の標準プランと時間帯別プランの料金を比較

ある電力会社の電気代の標準プランと時間帯別プランの料金を表1にまとめました。
 
表1

料金プラン 基本料金 電力量料金
(1キロワットアワー当たり)
標準プラン 10アンペアにつき約312円 120キロワットアワー以下:約30円
121〜300キロワットアワー:約36円
301キロワットアワー超:約40円
時間帯別プラン 1キロワットにつき約256円 ・7時~23時:約43円
・23時~翌日7時:約32円

※筆者作成
 
23時〜翌日7時に多くの家電を使う場合で、かつ電力量が121キロワットアワー以上であれば、時間帯別プランにすることで電力量料金をおさえられます。
 
一方、家電を使う時間帯が7時〜23時に集中していたり、電力量が120キロワットアワー以下だったりすると、時間帯別プランに変更すると割高になるかもしれません。
 
表題のケースでは家電を20時過ぎに使うことが多いようなので、標準プランの方が電気代をおさえられる可能性があります。
 
なお、表1の金額はあくまで一例です。基本料金・電力量料金にくわえ、電気料金が安くなる時間帯も電力会社やプランによって異なります。利用を検討する際は、ホームページなどから確認しましょう。
 

時間帯別プランに向いている2つのケース

時間帯別プランは、昼間の電気料金が高いため、ライフスタイルによっては電気代が増える可能性もあります。そこでここからは、時間帯別プランに向いている2つのケースをみていきましょう。
 

1・オール電化や太陽光発電を使用しているケース

オール電化の家庭や太陽光発電を併用している家庭は、時間帯別プランに向いています。
 
オール電化では、夜間にお湯を沸かしたり蓄熱したりするため、夜間に電気代が安い料金プランと相性がよいようです。
 
また、太陽光発電を使用している家庭は、昼間の電力を太陽光発電で賄い、電気代が安い夜間に電力会社から供給される電気を使うことで、時間帯別プランのメリットを生かせるでしょう。
 

2・日中は仕事や学校で家にいないケース

電気の総使用量にもよりますが、家族全員が昼間は仕事や学校で家にいない家庭や、深夜に帰宅することが多い家庭には、時間帯別プランが向いています。
 
ただし、休日は家にいて電気を多く使う場合は、標準プランよりも電気代が高くなることもあります。電力会社によっては、休日の電気料金がお得になるプランもあるため、ライフスタイルに合うプランを検討してください。
 

家電を使う時間帯や使用量によっては、標準プランよりも時間帯別プランの方が割高になる可能性がある

20時過ぎに洗濯機や食洗機を使う場合、時間帯別プランへ変更しても、料金が安くなる時間帯に該当せず、割高になる可能性があります。また、使用する電力量が少ない家庭では、標準プランの方がお得な場合もあるようです。
 
時間帯別プランが向いているケースとしては、オール電化や太陽光発電を使用している家庭や、日中に家を留守にすることが多い家庭などが挙げられます。
 
なお、電気代が安くなる時間帯は電力会社によって異なるため、ライフスタイルに合ったプランをよく比較して選ぶことが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集