毎日「食洗機」を使っています。電気代を抑えたいのですが、「乾燥なしモード」だとどのくらい節約できるでしょうか?
本記事では、乾燥なしモードを使うとどのくらい電気代を節約できるのか、具体的な数値や工夫を交えてわかりやすく解説します。今すぐ実践できる節約方法も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
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食洗機の電気代、乾燥機能が占める割合は意外と高い
食洗機は便利な家電ですが、電気代が気になるという声もよく聞かれます。中でも電気を多く消費しているのが「乾燥機能」です。
食洗機の消費電力は機種や種類でも異なりますが、パナソニックのレギュラータイプの卓上食洗機の場合、洗浄モーターの消費電力は約70~90W、ヒーターは約1100Wです。
1回あたりの時間が洗浄とすすぎは約50分、乾燥が30分かかった場合、それぞれの電気代は以下の通りです。
・洗浄とすすぎ:約1.8~2.3円
・乾燥:約17円
※電気料金単価は公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/kWhで計算しています。
ただし、実際には洗浄やすすぎの工程でも、水温を上げるためにヒーターが稼働するため、洗浄とすすぎ時の電気代はもう少しかかります。それでも乾燥時の方が電力を多く使用するため、全体の電気代に占める割合は高めです。乾燥を使わないだけで、年間で数千円程度の節約になることもあります。
自然乾燥でも大丈夫? おすすめの工夫と注意点
乾燥なしモードを使った場合、食器が濡れたままになるため、きちんと乾くのか不安な方もいるでしょう。そんなときは、以下の工夫を試してみてください。
・洗浄が終わったらすぐに扉を開けて、庫内の湿気を逃がす
・お茶わんの裏などに水がたまっている場合は、軽く揺すって水を切る
・夜に運転し、朝まで放置して自然乾燥させる
さらに、最近の機種には「送風乾燥」などの省エネ機能もついているものがあります。これを活用すれば、電気代は抑えつつ、ある程度乾燥もできて便利です。
また、洗浄コースに乾燥が組み込まれていても、設定によって乾燥の工程をオフにできる場合があります。取扱説明書などで操作方法が確認できます。
まとめ:乾燥をオフにして、ムリなく電気代をカットしよう
食洗機の電気代は乾燥機能による割合が意外と高いものです。乾燥なしモードを活用することで、年間で数千円近い節約効果が見込めます。
自然乾燥や送風乾燥といった方法をうまく取り入れれば、ムリなく快適に節約が可能です。日常のちょっとした工夫が、光熱費の削減につながります。毎日のちょっとした工夫として、「乾燥機能」の使い方を見直してみるのも一つの方法かもしれません。
出典
パナソニック株式会社 食器洗い乾燥機(食洗機) 比較表
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
