「気づいたら今月も貯金ゼロ…」でも“先取り貯金”は月収の“10%”からでもOK。無理なくたまるやり方とは?
そこで今回は、先取り貯金の目安金額や、続けるためのポイントを解説していきます。現在行っている貯蓄方法がうまくいかないとお悩みの方や、これから貯金を始める方はぜひ参考にしてください。
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先取り貯金とは?
先取り貯金とは、給料などの収入が入った直後に毎月一定の金額を貯蓄に回し、残りの金額で生活する家計管理法です。
お金が余ったら貯金しようと思っていても、なかなかたまらないという経験をしたことがある人もいるでしょう。先取り貯金は残ったらためるという後回しの方法とは違い、貯蓄を優先させる点が特徴です。先取り貯金は、毎月なかなか貯金ができないという人にこそ試してほしい方法の1つといえます。
毎月の収入が入ったら先に貯蓄分を引いてしまうため、1ヶ月に使える金額を意識し、無駄遣いをおさえる意識も高まるでしょう。
先取り貯金は収入の何パーセントが理想?
一般的に先取り貯金は手取り収入の10~30%程度がよいといわれることがあります。月収が25万円の場合、10%なら 2万5000円、20%なら5万円、30%なら7万5000円です。
最初から高めの金額を設定してしまうと、生活費が足りなくなり途中で貯金を取り崩してしまう可能性もあります。そのため、まずは10%程度から始めて慣れてきたら少しずつ増額する、あるいはボーナス月だけ多めに貯金するなど柔軟な運用を心がけると効率的に貯蓄をふやせるでしょう。
なお、家族構成などにより先取り貯蓄の適正額は異なります。住宅ローンや子どもの教育費など大きな支出があらかじめ分かっている場合は、まず家計全体を見直したうえで、無理のない金額を設定することが大切です。
先取り貯金を成功させるための3つのポイント
先取り貯金を成功させるためには次のようなポイントを意識してみましょう。
●先取り貯金を自動化できる仕組みを作る。
●貯金をする目的を明確にする。
●毎月の収支を把握する。
最も大切なポイントは、毎月先取り貯金できるような仕組みをあらかじめ整えておくことです。具体的には、毎月自動で引き落とされる財形貯蓄制度や銀行の自動積立預金、貯蓄性のある生命保険などを活用するとよいでしょう。より効率よくお金をためたい場合には新NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)などもおすすめです。
何のために貯金をするのかを明確にして毎月無理のない金額を先取り貯金することで、ゴールが明確になり、モチベーションを保ちやすくなるでしょう。
状況に応じて毎月の給与の10~30%を先取り貯金にまわすとよい
先取り貯金は、給与などが支給されたら先に貯金分を取り分ける方法です。毎月貯金する金額はまずは給与の10%から始めて、慣れてきたら20%、30%と徐々にふやしていくとよいでしょう。早くためたいからといって多すぎる金額はかえって家計の負担になるおそれがあります。
先取り貯金のモチベーションを保つためには、毎月の収支を把握することで無理のない金額を設定し貯金の目標を明確にすることが大切です。さらに、毎月自動で引き落とされる財形貯蓄制度や銀行の自動積立預金、貯蓄性のある生命保険などを活用すると、貯金にかかる手間を省け毎月確実に資産をふやせる可能性があるでしょう。
今回ご紹介した方法を参考に、将来に備えて安定した資産形成を目指していきましょう。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
