1日8時間稼働させた場合の月の「電気代」は約1390円! 梅雨の湿気対策には「除湿機」と「サーキュレーター」の併用が有効って本当?

配信日: 2025.06.19
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1日8時間稼働させた場合の月の「電気代」は約1390円! 梅雨の湿気対策には「除湿機」と「サーキュレーター」の併用が有効って本当?
梅雨のジメジメとした湿気に悩み、エアコンで対策しているという方もいるかもしれません。しかし、梅雨の湿気対策には、除湿機とサーキュレーターの活用がよいといわれています。
 
そこで今回は、除湿機とサーキュレーターを併用させた場合の月の電気代や、電気代の節約方法などについてご紹介します。
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「除湿機」と「サーキュレーター」を1日8時間使用した場合の月の電気代はいくらか

除湿機とサーキュレーターの電気代について、以下の条件のもと計算を行います。

●電気料金単価:31円/キロワットアワー(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価より)
●1時間当たりのサーキュレーターの消費電力(DCモーターの場合):22ワット
●1時間当たりの除湿機の消費電力:165ワット

電気代は「消費電力(キロワットアワー)×使用時間×料金単価」で求められ、除湿機とサーキュレーターの電気代および合計額は表1のようになります。
 
表1

除湿機 サーキュレーター
1日8時間使用した場合の電気代 40.92円 5.456円
1ヶ月当たりの電気代 1227.6円 163.68円
合計 1391.28円

※筆者作成
 
除湿機とサーキュレーターを毎日8時間併用した場合、月1390円程度で梅雨の湿気対策が行えます。ただし、使用する製品や電力会社、などによって電気代は変動するため、あくまで参考程度にしてください。
 

除湿機とサーキュレーターの併用が梅雨の湿気対策におすすめな理由

除湿機とサーキュレーターを併用すると、除湿機で湿度を下げながら、サーキュレーターで空気を循環できます。そのため、部屋の湿度を一定に保つことができ、効率的な湿気対策につながります。
 
どちらか一方の場合、部屋全体の除湿ができなかったり、湿った空気がただ循環するだけになったりすることもあるでしょう。両方を使用することで、湿度を下げながら空気の流れを整えられ、エアコンを使用せずに快適な湿度管理ができます。
 
また、除湿機とサーキュレーターを併用して空気の流れが整うと、除湿機の使用時間短縮につながりやすくなり、結果的に電気代を節約できる可能性があります。効率よく部屋の環境を整えながら、電気代の節約もできるため、除湿機とサーキュレーターの併用はおすすめです。
 

除湿機とサーキュレーターを併用しながら電気代を節約するコツ

除湿機やサーキュレーターの電気代を節約するコツは以下の通りです。

【除湿機の電気代節約方法】

●除湿機の運転モードの使い分け:複数の運転モードを搭載している場合、除湿効果の高いモードほど、使用する消費電力が大きくなり、電気代が高くなる傾向があります。急ぎでない場合は通常モードや除湿効果が控えめのモードで湿度を下げた方が節約にはおすすめだといえるでしょう。
 
●除湿機の手入れ:フィルターや水タンクをきれいにしておくことで、除湿効果を維持しやすくなります。フィルターのほこりを定期的に取ったり、水タンクを洗ってしっかり乾燥させたりすることが大切です。
 
●除湿機自体の買い替え:古い除湿機を使用している場合は、省エネ性能の高い新しいモデルに買い換えた方が電気代の節約につながる場合があります。多様な機能なども搭載されており、より快適に使用できることもあるでしょう。

【サーキュレーターの電気代節約方法】

●タイマーの活用:就寝前や帰宅時間前などにタイマーを合わせておくことで、不要な稼働を防げるでしょう。例えば、就寝前に2時間ほどのタイマーをセットしておけば、寝ている間に稼働し続けることがないため、消費電力をおさえられます。
 
●「DCモーター」を選択:サーキュレーターには「ACモーター」と「DCモーター」があります。DCモーターの方が、消費電力が少ないタイプのため、電気代の節約につながる可能性があります。
 
●サーキュレーターの設置場所:天井に向けたり部屋の端に置いたりすることで、空気を効率よく循環しやすくなります。風量の出すぎには注意し、通常の風量設定で空気を循環させやすい位置に置いてみるのもよいでしょう。

商品の選び方や日頃の使い方で、除湿機やサーキュレーターの電気代は節約できます。今の使用方法や製品の状態を見直し、湿気対策を行いながら賢く節約しましょう。
 

除湿機とサーキュレーターを1日8時間稼働させると月の電気代は約1390円

除湿機とサーキュレーターを併用し、1日8時間使用した場合の1ヶ月当たりの電気代は約1390円です。電気料金や使用する除湿機およびサーキュレーターの製品などによっても金額は変わるため、必ずしも1390円ほどになるとは限りません。
 
例えば、省エネ効果の高い除湿機を使用したり、消費電力の少ないモーターを使用したサーキュレーターを活用したりすれば、電気代をおさえられる可能性もあります。併用することで効率よく部屋の湿度を下げられ、節約効果も期待できるため、エアコンを使う前に試してみるとよいでしょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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