2025年夏、「電気・ガス代の補助」が再開!「3ヶ月で3000円安くなる」って聞いたけど本当?
「3ヶ月で3000円安くなる」という情報もあり、注目が集まっています。本記事では、制度の概要、値引き額の根拠、申請の有無、さらに節約のための活用ポイントまでをわかりやすく解説します。
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目次
2025年夏の電気・ガス料金支援、どんな制度なの?
政府は2025年5月、夏の電力需要の増加や物価高への対策として、「電気・ガス料金支援」を実施することを発表しました。
対象期間は2025年7月~9月の使用分(請求は8~10月分)で、低圧契約の家庭や中小企業、高圧契約の中規模以上の企業が対象となります。値引き単価は以下の通りです。
・7月 → 低圧:2.0円/kWh、高圧:1.0円/kWh
・8月 → 低圧:2.4円/kWh、高圧:1.2円/kWh
・9月 → 低圧:2.0円/kWh、高圧:1.0円/kWh
・7月 → 8.0円/立方メートル
・8月 → 10.0円/立方メートル
・9月 → 8.0円/立方メートル
※ガスは家庭および年間契約量1000万立方メートル未満の企業等が対象。
これにより、電気やガスの使用量に応じて毎月の料金が値引きされます。
「3ヶ月で3000円安くなる」って本当? 具体的な金額と根拠
経済産業省によると、標準的な家庭で「3ヶ月で3000円程度」負担が減るとされています。たとえば、電気使用量が350kWh、ガス使用量が30立方メートルの場合、7月と9月は940円、8月は1140円の値引きとなり、3ヶ月で合計3020円の負担が減る計算となります。
もちろん、世帯の使用量や契約プランによって実際の金額は異なりますが、一般家庭であれば、ほぼこの金額に近い負担の引き下げが見込まれます。
手続きは不要? 対象者や注意点をチェック
今回の値引きは、電力会社・ガス会社を通じて自動的に請求書に反映されるため、申請の必要はありません。請求書やオンラインの明細などで値引き額を確認できます。ただし、次のような点に注意が必要です。
・契約している電力・ガス会社が制度に参加している必要がある
・賃貸住宅などで料金が家賃に含まれている場合、実質的に恩恵を受けにくい場合がある
・補助を装った詐欺や、不審なメール・電話に注意すること
不明な点は、契約中の電力・ガス会社に問い合わせると安心です。
支援を上手に活かす! 節約につながるポイントとは?
電気・ガス料金の支援はありがたいですが、それだけで安心せず、日頃からの節電・節ガス意識も大切です。
たとえば、エアコンの設定温度や運転モードを見直すことや、使っていない部屋の照明をこまめに消すこと、シャワーの時間を短くするなどの工夫は、無理なく省エネにつながります。
また、現在の電気・ガス契約を見直すことで、年間数千円以上節約できる場合もあります。料金プランや契約先を見直すことも一つの選択肢です。
まとめ:支援の内容を正しく理解して、家計の味方にしよう
2025年の夏も、電気・ガス料金支援が実施されます。標準的な家庭であれば、3ヶ月で約3000円の負担減少が見込まれ、申請不要で手間もかかりません。請求書などで確認しながら、家庭の電力・ガス使用を見直す良いきっかけにしてはいかがでしょうか。
制度を正しく理解し、さらに節約につなげる工夫をすることで、この夏を少しでも安心して乗り切りましょう。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 電気・ガス料金支援
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
