コンビニでよく見かける「1本買えばもう1本もらえる」で、同僚は「飲み物代」を「節約」しているようです。実際、どのくらい「おトク」なのでしょうか?

配信日: 2025.06.22
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コンビニでよく見かける「1本買えばもう1本もらえる」で、同僚は「飲み物代」を「節約」しているようです。実際、どのくらい「おトク」なのでしょうか?
コンビニエンスストアで頻繁に目にする「対象商品を1本買うと、別の商品1本と交換できる無料引換券がもらえる」キャンペーン。これらのキャンペーンを活用して、日々の飲み物代を賢く節約しているという人もいるようです。
 
では、実際にこのキャンペーンを利用すると、年間の支出にどのくらいの差が生まれるのでしょうか。その節約効果と利用法について見ていきます。
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大手コンビニが展開するお得なキャンペーン

この「1本買うともう1本」というキャンペーンは、大手コンビニエンスストア各社が定期的に実施しています。
 
例えば、セブン-イレブンでは「プライチ」、ファミリーマートやローソンでは「1個買うと、1個もらえる」などの名称で、飲料やお菓子などを対象にキャンペーンが行われています。
 
対象商品を購入するとレシートに無料引換券が印字されたり、公式アプリにクーポンが配信されたりする仕組みです。この引換券を利用することで、実質的に商品を半額で購入できる計算になります。
 

年間いくら節約できるのか試算

それでは、このキャンペーンを利用した場合、具体的にどのくらいお得になるのでしょうか。平日に毎日1本、コンビニで飲料を購入するケースで試算してみます。
 
一般的なペットボトル飲料(500~600ml容器入り)をコンビニで購入した場合、150円前後となります。仮に、勤務日が月に20日あるとしましょう。
 
通常購入の場合、1ヶ月の飲料代は以下のようになります。
 
150円 × 20日 = 3000円
 
一方、キャンペーンを活用して、対象商品を購入した際に発行される無料引換券をきちんと利用すれば、毎回の購入で1本分の飲料を追加で受け取れることになります。
 
平日20日間のうち10日間は商品を購入し、残りの10日間は前回のキャンペーンで得た引換券を使って受け取るとすれば、支出は以下のとおりです。
 
150円×10日 = 1500円
 
この結果、1ヶ月で1500円、年間では1万8000円の節約効果が期待できる計算です。ただし、このキャンペーンは「購入した翌週以降に引き換える」仕組みのため、毎週コンスタントに「買う・もらう」を繰り返すのは難しい場合もあります。対象商品の在庫状況や引換券の使用忘れなどの影響もあり、実際の節約額には個人差が出ることもあるでしょう。
 
また、毎回希望する商品がキャンペーン対象になるとは限りませんが、計画的に利用することで大きな差が生まれることが分かります。
 

キャンペーン利用時の注意点

このキャンペーンでは、大きな節約効果が期待できる一方、利用する際にはいくつか注意したい点があります。
 

・対象商品を購入する「発券期間」と、引換券を使って商品を受け取る「引換期間」は別々に設定されており、通常は1週間ほどのズレがあります。そのため、購入と引き換えを同じ週に行うことはできず、想定どおりに節約できないこともあります。
 
・引換券には有効期限があり、「引換期間」を過ぎると無効になってしまいます。忘れずに利用できるよう、スマホのカレンダーに登録したり、メモを残しておいたりするのも効果的です。
 
・引換対象の商品は、購入した商品と異なる場合があります。普段は選ばない商品を試すよい機会にもなりますが、好みに合わない場合は無駄になってしまうこともあります。
 
・節約のためには、「普段から購入している商品が対象になっている場合のみ活用する」というスタンスが大切です。キャンペーンにつられて不要なものまで買わないよう注意しましょう。

 

計画的な利用で賢く節約を

コンビニの「1本買うともう1本もらえる」キャンペーンは、試算の結果、計画的に活用すれば年間で約1万8000円の節約につながる可能性があることが分かりました。
 
日々の小さな支出も見直すことで、将来のための資産形成に役立てることができます。各社のキャンペーン情報をこまめに確認し、ご自身の消費スタイルに合わせて上手に取り入れてみるとよいでしょう。
 

出典

セブン-イレブン・ジャパン 対象商品を買うと無料券プレゼント!現在実施中のプライチはコチラ!
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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