3年かけて貯めた貯金箱がいっぱいに…! 小銭を銀行に預けるには「手数料」がかかるそうです。手数料がかからないいい方法はないの?

配信日: 2025.06.22
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3年かけて貯めた貯金箱がいっぱいに…! 小銭を銀行に預けるには「手数料」がかかるそうです。手数料がかからないいい方法はないの?
「コツコツと貯金箱に貯めてきた小銭がとうとういっぱいになった!」という経験がある方も多いのではないでしょうか。しかし、銀行に小銭を預ける場合には手数料がかかることがあるようです。
 
せっかく貯めたお金なのに、預けるだけで手数料がかかることに対して残念に思う方もいるでしょう。本記事では、手数料をかけずに小銭を預ける方法を詳しく紹介します。
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小銭の預け入れにかかる手数料とは?

2022年以降、大手銀行を中心に「硬貨預入手数料」が導入され、ATMや窓口で硬貨を預ける際には、預ける枚数に応じた手数料が発生するようになりました。ある銀行ではATMでの硬貨入金には手数料がかかりませんが、窓口で硬貨を預ける場合、300枚を超えると手数料が発生します。
 
具体的には、301枚から500枚で550円、501枚から1000枚は1100円、1001枚以上では500枚ごとに550円の手数料が必要です。このように、他の大手銀行でも、ATMより窓口のほうが手数料は割高となる傾向にあります。
 

手数料導入の背景

2022年以降、多くの銀行において硬貨の預入手数料が発生した背景には、硬貨の取り扱いにかかる人件費や管理コストの増加があります。
 
ATMや窓口では、機械によって硬貨を1枚ずつ仕分けたり数えたりしなければなりません。これにより、機械の保守や人件費などのコストが発生します。
 
さらに、近年ではキャッシュレス決済の普及により現金の利用頻度が減少したことや、人口減少や低金利による銀行の収益悪化なども、手数料導入の要因と考えられます。
 

手数料を回避するための方法

銀行で硬貨を預ける際に手数料をかけたくない場合は、ちょっとした工夫が必要です。ここでは、手数料をかけずに小銭を預ける方法と、小銭の上手な使い方をいくつか紹介します。
 

大手都市銀行などのATMを活用する

ゆうちょ銀行や大手都市銀行などのATMを使って硬貨を入金するのがおすすめです。
 
地方銀行には硬貨対応ATMの設置台数が少ない傾向にあります。しかし、ゆうちょ銀行や大手都市銀行のATMであれば、窓口に比べて手数料が安かったり、条件次第で手数料が無料になったりすることが多く、コストを抑えつつ小銭を預けられます。
 
ただし、一度に預け入れられる硬貨の上限が設定されていたり、枚数によっては手数料が発生したりするため、事前に確認をしたうえで預けるようにしましょう。
 

日常生活で少しずつ使う

預ける際に手数料の発生を回避したい場合は、日常の買い物で少しずつ使うのもおすすめです。
 
コンビニやスーパーでの支払時に硬貨を使ったり、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードへのチャージに利用したりするのも、賢い使い方といえるでしょう。お釣りの端数を調整する際に硬貨を上手に活用すれば、無理なく減らしていけるはずです。
 

両替機や商業施設のサービスを利用する

一部のショッピングモールや家電量販店で設置されている硬貨を紙幣に両替できる「両替機」を活用するのもおすすめです。1円玉や10円玉などの細かい硬貨を紙幣に交換したい場合は、手数料を支払えば両替機で紙幣に両替できます。
 
また、銀行での預入手数料よりも割安な料金で換金できるケースもあるようです。自宅の近くに両替機があるかどうかを事前にチェックしておきましょう。
 

小銭を預けるときの注意ポイント

小銭を預ける際は、銀行ごとに異なるルールや手数料を確認しましょう。特に、硬貨枚数の上限を設けているケースは多くあるため、事前に公式サイトなどで情報を調べることが大切です。
 
なお、窓口での手続きは混雑しやすく、待ち時間が長くなる場合もあります。混雑していない時間帯を狙って、時間に余裕をもって行動しましょう。
 

大量の小銭の取り扱いには工夫が必要

コツコツと貯めた大量の小銭を銀行に預け入れる場合は、手数料が発生するケースもあります。なるべく無駄なコストをかけずに大量の小銭を処理したい場合は、今回紹介した方法を参考にしてみてください。
 
小銭をすべて銀行に預けるのではなく、日常生活で少しずつ使ったり、手数料を支払って両替機を活用したりするのも賢い方法です。事前に各銀行や両替機の手数料ルールを調べ、計画的に処理しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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