室内犬を飼うことになりました。「エアコンは24時間つけっぱなしにした方がいい」ということですが、365日24時間エアコンをつけるとどれぐらいお金がかかりますか?
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目次
室内犬はどのような犬? 飼い主が求められることは何?
室内犬に限らず、犬や猫は人よりも体温調整が苦手です。特に、室内犬の中でも毛量がある犬種は、人間でいうダウンジャケットを着ている感覚に近いため、夏場の温度管理はシビアに行わなければなりません。
以下では、室内犬を飼うときにやるべきことを紹介します。
室内犬を飼うときにやるべきこととは?
室内犬を飼うときは、室内犬にとってストレスなく過ごしやすい環境にしてあげることが必須です。特に室内の温度管理はシビアに保たなければならないため、夏はエアコンといった冷房機器で調整するのがベストでしょう。
また、住環境を整える以外にも、遠ぼえ対策をしっかりしないと近所の迷惑になってしまうため、しつけておくことが重要です。また、防音マットやカーテンなども使用しておくといいでしょう。
エアコンで温度調整するときの電気代は? 温度はどのくらいにするべき?
犬は人間よりも体温調整が苦手とされる生き物のため、室内犬を飼うときには、温度管理にシビアにならなければなりません。特に夏場は犬にとって体調不良に陥りやすく、最悪、命に関わることもあるでしょう。室温を調整すると電気代はいくらかかるのか見てみましょう。
室内は18~26℃がベスト|エアコンにかかる電気代はいくら?
犬にとってベストな室温は、18〜26℃です。仮に、エアコンの温度を26℃に設定して、エアコンを1年間使用した場合の電気料金と計算方法は、以下のとおりです。
・1日当たりの冷房電力消費量(9.174kWhと仮定)×電力料金目安単価(31円/kWh)×184日(5月~10月)
・1日当たりの暖房電力消費量(4.095kWhと仮定)×電力料金目安単価(31円/kWh)×181日(11月~4月)
=9.174kWh×31円/kWh×184日+4.095kWh×31円/kWh×181日
=5万2328円+2万2977円
=7万5305円
計算すると1年当たりのエアコンにかかる電気代は7万5305円で、月額に直すと約6000円と大きな費用となることが分かります。
電気代を節約する方法とは?
上記のとおり、エアコンを1年間つけっぱなしにすると約7万円の支払いが必要です。しかし、次の点を意識すればエアコン代の節約ができます。
・暑さや寒さがそれほど厳しくない月は自然な空気で室温管理する
・ペット用の寒冷アイテムを活用する
・遮光カーテンで熱気と直射日光を遮断する
いずれもエアコンの電気代を節約できる有効策です。関東・関西圏であれば、3月~4月、10月~11月にかけては比較的外気も心地いいため、窓を開けるなどして室内に取り込むのも方法の一つでしょう。
4ヶ月分の電気料金を節約することで、2万円以上の節約につながるかもしれません。
また、冷感素材の洋服、冷感マットなどの寒冷アイテムや遮光カーテンも重要なアイテムです。エアコンだけでなく、アイテムも活用して最適な環境にしていきましょう。
他に気をつけておくべきことは?
エアコンをつけっぱなしにして、適切な温度を保っても、条件によっては体調を崩すケースもあります。温度管理以外にも以下の点を意識しましょう。
・除湿する
・エアコンの風が直接当たらないようにする
・新鮮な飲み水をいくつか設置する
部屋をただ涼しくするだけでは犬にとって快適な環境であるとはいえません。人間と同じく、除湿、直風を避ける、しっかり水分を補給させることで室内犬の体調を管理しましょう。
室内犬を飼うためにはエアコンが必須。適切な室温管理で快適なペットライフを!
本記事では、室内犬の特徴とエアコンを使用するにあたっての費用面を解説してきました。室内犬は、初心者にも飼いやすい犬種が多いですが、人よりも体温管理が苦手とされる生き物のため、室温環境の維持が大切になってきます。
また、エアコンは節約の観点から、24時間365日つけっぱなしにする必要はないのですが、夏の暑い時期には必須アイテムです。適切な室温管理に加えて、涼しく感じるアイテムなどを活用し、快適な室内環境の維持に努めましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
