暑すぎて冷房を使わずにはいられません…「電気代」が気になるので、「節約しながら」冷房を使う「方法」はありませんか?

配信日: 2025.06.22 更新日: 2025.06.23
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暑すぎて冷房を使わずにはいられません…「電気代」が気になるので、「節約しながら」冷房を使う「方法」はありませんか?
現代の暮らしにおいて、エアコンは重要な家電の1つです。特に夏場は、エアコンの冷房機能が必要不可欠といえます。しかし、長時間冷房を使用するとなると、多くの人が電気代を気にするのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、エアコンの冷房を使用しつつ、電気代を節約する方法を解説します。
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冷房使用時の電気代の節約方法

エアコンの冷房を使う際は、使い方を工夫することで電気代の節約が可能です。
 
節約方法はいくつかありますが、代表的なものといえば、冷房の設定温度を上げることでしょう。エアコンの機種によっても異なりますが、冷房の場合は設定温度を1度上げることで、10%ほどの節電につながるとされています。室温に注意しつつ、可能であれば設定温度を上げてみましょう。
 

風量を自動設定に

冷房の電気代を節約したいなら、温度だけでなく風量の設定も重要です。風量設定を「自動」にしておけば、室温が下がるまでは強風で室内を冷やし、その後は微風に切り替えて室温を維持してくれるため、効率的です。
 
電気代を節約するために、微風や弱風のまま冷房を使用する方もいるでしょうが、エアコンの冷房は、部屋を冷やして室温を下げる際に多くの電力を消費します。微風や弱風の運転では部屋が冷えにくく、冷えるまでに時間がかかることから、快適な温度になるまでに設定温度を下げる必要があるなど、結果的に多くの電力を消費してしまうこともあるのです。
 

空気を循環させる

冷房を使うことで発生した冷たい空気は、基本的に床付近の低い場所に滞留します。冷房を使う際は、上向きに風を送って効率的に室内を冷やしましょう。
 
また、サーキュレーターや扇風機などを使用して冷たい空気を循環させれば、より効率的に部屋を冷やすことができます。空間内で冷気のムラがなくなるため、体感的にも涼しく感じるでしょう。サーキュレーターや扇風機は、エアコンの下に設置して、エアコンの風向きと同じく上向きにすることで冷気を循環させてください。
 
空気の循環によって室温が下がれば、エアコンの設定温度を下げる必要はありません。設定温度を上げた方が快適になるのであれば、結果として電気代の節約につながるかもしれません。
 

室外機の環境を整える

エアコンは室外機を利用して、室内の熱を屋外に逃がしています。このとき、室外機の吹き出し口に物があると、排熱効率が下がり、室内の冷却効率が低下してしまいます。室外機の吹き出し口付近には物を置かず、風通しをよくしておきましょう。
 
また、室外機本体が高温になることでも排熱効率は低下します。そのため、直射日光や地面からの照り返しが当たらないよう、日陰を作るなどの工夫をして、室外機本体が高温になることを防ぎましょう。ただし、日陰を作る際は、吹き出し口をふさがないように注意してください。
 

フィルターをこまめに掃除する

エアコンの冷房は、暖かい空気を吸い込み、冷たい空気を放出することで室内を冷却します。その際にフィルターが汚れやほこりなどで目詰まりしていると、冷却効率が悪くなります。
 
裏を返せば、より多くの電力を使用する結果になり、それに応じて電気代もかかるということです。さらに、フィルターが汚れていると、室内の空気も汚れてしまう可能性があります。
 
余計な電気代を発生させず、きれいな空気を保つためにも、エアコンのフィルターはこまめに掃除しましょう。頻度は汚れの具合によりますが、2週間に1回が目安といわれています。
 

電気代の平均

総務省の調査によれば、2024年度の電気代の月平均額は、単身世帯で6756円、2人以上の世帯では1万2008円です。ただし、これらの金額は、エアコンの使用によるものだけではありません。
 
実際にかかる電気代は、世帯構成やライフスタイルによって大きく異なります。同じ世帯人員でも、生活の仕方によってかかる費用に違いが生まれます。平均額はあくまで目安ですが、電気代を節約する際の参考にはなるでしょう。
 

冷房を使いながら電気代の節約は可能

エアコンの冷房を使用する場合も、室内の空気の循環や温度・風量設定、室外機の環境に気を配ることで、電気代を節約することができます。効率的に室内を冷却することで、電力の消費を抑えつつ、無駄な電力を使用しないように心がけましょう。
 

出典

政府統計の窓口(e-Stat) 家計調査 家計収支編 単身世帯
政府統計の窓口(e-Stat) 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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