「家計簿をつけたら貯金が50万円増えた」とママ友に聞いて、私も始めたくなりました。でも、どうすれば「続けられて」「貯金にもつながる」のでしょうか?
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「約4割」の方は家計簿をつけたことがない
Sasuke Financial Lab株式会社が運営するデジタル保険代理店「コのほけん!」編集部は、2022年に家計簿に関するアンケート調査を実施しました。アンケート調査では、家計簿を「つけたことがない」と回答した人は40.9パーセント、「現在つけている」人が30.6パーセント、「つけていたことがある」人は23.9パーセントでした。
また、家計簿をつけている、またはつけていた人の理由や目的として最も多かったのが「支出入の把握をしたい」で、37.8パーセントとなっています。
家計簿をつける3つのメリット
家計簿をつける主なメリットは、以下に挙げる3点です。
・お金の流れを把握できる
近年では現金のほか、電子マネー・クレジットカードといった複数の決済手段を持つ方も珍しくなくなっています。これらは財布の中身だけでなく、預金口座やアプリ内残高などと紐づいているケースが多く、すべてのお金の流れを把握することは意外と難しいものです。
家計簿をつけることで、こういった見えにくいお金の流れを一括で把握しやすくなります。
・節約意識が芽生える
お金の流れが見えるようになると、よく使う店舗や決済手段の傾向がわかりやすくなります。特にチャージ済みの電子マネーや、翌月払いのクレジットカードなどは「まとめて支払う時点」ではなく「使った時点」で家計簿に記録しておくことで使いすぎを防ぎ、節約につながる可能性があるでしょう。
・貯蓄を殖やせる可能性がある
家計簿をつけるもう一つのメリットは「固定費」と「変動費」の内容が見える化されることです。一般に、家賃や水道光熱費などの「固定費」に対して、趣味費等の「変動費」は削減の余地が大きく、貯蓄につなげやすいと考えられます。
家計簿を効果的につける方法
家計簿を効果的につけるためには、以下の3点を意識するとよいでしょう。
・目的を明確にする
先述の調査結果では、家計簿をつけない・やめた理由の第1位として「面倒くさいから」が35.9パーセントを占めています。例えば「旅行資金として10万円ためる」「投資の元本をつくる」など、当面の目標を設定しておくと三日坊主を避けやすくなるでしょう。
・シンプルにする
家計簿が「面倒くさい」と感じる一因に、記録する項目が多い点が挙げられます。ですが、店名や購入内訳などは必ずしも記載する必要はありませんので、必要に応じて調整しましょう。
また近年ではレシートを撮影して取り込んだり、支出入をデータ連携で自動記録したりできるデジタル家計簿も存在するため、利用するのも一つの方法かもしれません。
・定期的に見直す
家計簿はあくまで「記録」であり、目的ではなく手段といえます。活用するためにはつけただけで満足するのではなく、削減できそうな出費がないかを定期的に見直すことが大切です。
まとめ
家計簿をつける際は、目標を設定し、できるだけシンプルにつくることで、「面倒くさくなってやめてしまう」リスクを減らせるかもしれません。また、「貯蓄50万円増」は立派な目標になり得るでしょう。
この機会に、家計の収支を見える化し、定期的に見直してみてはいかがでしょうか。
出典
Sasuke Financial Lab 株式会社 家計管理に関するアンケート調査「コのほけん!編集部 調べ(https://konohoken.com/) 」
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
