湯船に浸からなければ1ヶ月でいくら水道代を減らせる?一人暮らしの場合で検証
この記事では、1Lあたりの料金などをふまえて水道料金を算出します。また、節水やガス代節約のコツもあわせて紹介し、無理なく続けられる入浴スタイルを提案します。
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湯船1ヶ月の水道代はどれくらい?
一人暮らしのワンルームでは、一般的な浴槽容量は約220〜250 Lといわれています。東京水道局によると、水道料金は1 Lあたり約0.24円なので、1回あたり約52.8〜60円かかることが予想されます。
1ヶ月(30日)湯船に入浴した場合に生じる水道代は以下の通りです。
・220〜250 Lの浴槽:52.8〜60円×30日=1584〜1800円/月
湯船の7~8割(200Lと仮定)をためて入浴した場合でも、
・200 L×0.24円×30日=1440円/月
お湯を張らずにシャワーだけ使用した場合の1ヶ月の水道代は?
シャワーを1分使用した場合の水量は約12 Lといわれています。10分間シャワーを使用した場合の1ヶ月あたりの水道代は以下の通りです。
・120 L×0.24円×30日=864円/月
シャワーだけなら湯船よりも580〜940円程度の節約が見込めます。
節水&経済的に健康的なお風呂の選び方
お風呂は家庭内での水使用量が多く、少し工夫をするだけで水道代の大幅な節約につながることもあるでしょう。以下では無理せず続けられるお風呂での水道代節約のコツをご紹介します。
・シャワー時間を短くする
シャワーを出しっぱなしにせず、こまめに止めることが大切です。たとえば、体や髪を洗っている間はシャワーを止め、すすぐ時だけ使うようにすることで、大きな節約になるでしょう。シャワーの使用時間を1日5分短縮するだけで、年間5000円ほどの節約が可能です。
・節水シャワーヘッド導入
シャワーヘッドを節水タイプに交換するのも方法の一つです。購入するともちろん費用はかかりますが、安いものだと1000円程度で購入ができるようです。一時的な出費は出てしまいますが、最大35%節水につながるものもあるため、長い目で見ると節約になるかもしれません。
・残り湯再活用
お風呂の残り湯はそのまま捨てるにはもったいない資源といえるでしょう。洗濯に使ったり、庭の水やり、トイレの流し水などに再利用することで水道代の節約につながるでしょう。特に、洗濯時にすすぎのみきれいな水、それ以外は残り湯を使用するようにすると、1回分で50Lほどの水を節約できることもあるようです。
これらを組み合わせれば、快適さを維持しながら賢く節約できるでしょう。
まとめ:水道代削減のための賢い選択
一人暮らしで「湯船をやめてシャワーにする」だけで、ひと月の水道代が580~930円程度節約が見込めることが分かりました。さらに節水グッズやライフハックを取り入れれば、より効果的です。こうした節約は年間で数万円単位の家計改善につながる可能性があります。
ただし、湯船のリラックス効果も大切です。週に数回だけ湯船に浸かるなど、心と体のバランスを取りながら、賢く節約ライフを実践してみてはいかがでしょうか。
出典
東京都水道局 水の上手な使い方
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
