「30代共働き世帯」の我が家。家計の財布は「完全共有」「一部共有」「別財布」のどれがおすすめでしょうか?

配信日: 2025.06.25
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「30代共働き世帯」の我が家。家計の財布は「完全共有」「一部共有」「別財布」のどれがおすすめでしょうか?
結婚生活において「財布を誰が管理するか」「2人で共有するかどうか」は、夫婦間でしっかり話し合いをしておきたいポイントでしょう。一昔前には、女性が家計の管理を行う家庭も多くありましたが、時代を経るごとに考え方は変化しているようです。
 
本記事では、さまざまな財布管理の方法や、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。
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令和婚夫婦は「共働き」の「夫婦別財布」が一般的?

現代においては「共働き」の夫婦が別々にそれぞれ財布を持つ「夫婦別財布」の世帯が多い傾向です。結婚生活では、家計を共同で管理する風潮が高まっています。
 
株式会社スマートバンクの「「世代別の夫婦の家計管理」に関する調査」によると、若い世代ほど家計を夫婦で共同管理する結果が出ています。実際に、20代夫婦が共同管理している世帯の割合は、37.9パーセントにのぼります。
 
また、株式会社400Fの「オカネコ 結婚に関する意識調査」によると、令和の夫婦における、共働きを選択している世帯の割合は86.1パーセントです。同じ調査における共働きを選択した人の中で、財布を別々に持つ世帯の割合は73パーセントにものぼります。
 
どちらの項目も時代を経るごとに増加している傾向にあるため、令和婚夫婦においては「共働き」かつ「夫婦別財布」の考え方が強まっているといえるでしょう。
 

「別財布」のメリット・デメリット

以下は、夫婦で別に財布を持つことにおけるメリット・デメリットの例です。
 

メリット

・お互いの自由を尊重できる
共同生活においても、個人の生活を大切にすることができます。自由に好きなものを買えることで、ストレスをためずに過ごせる場合もあるでしょう。
 

デメリット

・家計管理が複雑
二つの財布で一つの家計を管理するため、収支が把握しきれないという意見もあります。普段から支出や貯蓄についての情報を共有したり、あらかじめルールを決めておいたりするとよいでしょう。
 

「共有財布」のメリット・デメリット

以下は、夫婦で共同の財布を持つことにおけるメリット・デメリットの例です。
 

メリット

・家計の管理が楽
一つの財布で家計を管理するため、収支の把握がしやすいです。結婚式やマイホームなどの資金も、夫婦共同でためることができます。
 
・公平感がある
支払いをそれぞれに分ける必要がないため、どちらかに出費が偏ることもありません。
 

デメリット

・自由に使いづらい
お互いの出費が把握できるため、好きなように使うことは難しいようです。大きな金額を使う際は、少し気を遣うかもしれません。
 
・離婚時の清算が難しい
一度財布を統合してしまうと、離婚時の資金分配は複雑になりがちです。折半するケースや、収入差によって分配金額を前後させるケースもあります。
 

子どもの教育費や貯蓄を考慮し取り組みやすいのは「一部共有」

財布の一部だけを共有するという選択肢もあります。特に子どもの教育費やマイホーム購入などの大きな出費を予定している場合は、貯蓄にも役立てることができるでしょう。
 
一部共有を行うにあたって、共通口座を作るのがおすすめです。それぞれの収入から共通口座に入金する額を決め、夫婦で貯蓄を行っていきましょう。生活費は共通口座から、個人的な出費はそれぞれの財布から支払います。
 
銀行口座の名義は1人しか設定できないため、家計簿アプリを連携させるとよいでしょう。2人が管理できるように設定することで、収支を夫婦で把握することができます。
 

まとめ

夫婦で財布をどう管理するかは、それぞれのライフスタイルや価値観によって異なります。昨今の夫婦共働き世帯においては、財布をそれぞれ別に持つことが主流のようです。夫婦共同で大きな金額を貯蓄したい場合は、一部共有型がおすすめです。本記事を参考に、パートナーと自分に適した管理方法を選択しましょう。
 

出典

株式会社スマートバンク 「世代別の夫婦の家計管理」に関する調査
株式会社400F オカネコ 結婚に関する意識調査
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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