寝るときは「豆電球つけっぱなし」にしています。「電気代」が地味にかさんでいる気がするのですが、「1ヶ月間」でどの程度でしょうか？

「真っ暗な部屋で眠るのは苦手」などの理由で、就寝時に寝室の豆電球をつけっぱなしにしている人もいるでしょう。
 
毎晩続けていると、豆電球にかかる電気代のことが気になってくることもあるかもしれません。
 
本記事では、就寝時に豆電球をつけっぱなしにした場合の電気代を確認するとともに、白熱電球からLED電球にした場合の節約効果や、そのほかの節電方法についてご紹介します。

豆電球を1日8時間つけっぱなしにした場合の電気代

今回の事例では「就寝時に豆電球にした場合の1ヶ月の電気代は？ 」ということなので、1日8時間豆電球をつけっぱなしにすると仮定して計算してみましょう。
 
電気代は「消費電力（キロワット）×使用時間×電気料金単価（円／キロワットアワー）」で計算できます。電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円／キロワットアワーを使用して計算すると、消費電力5ワット（0.005キロワット）の豆電球の電気代は以下の通りです。
 
0.005キロワット×8時間×31円／キロワットアワー＝1.24円
 
豆電球を1日8時間つけっぱなしにした場合の1ヶ月の電気代は、1.24円×30日＝37.2円となります。
 

豆電球を白熱電球からLED電球にした場合の節約効果

豆電球を白熱電球からLED電球に変えた場合、1ヶ月の電気代はどれくらい変わるのか計算してみましょう。
 
上記の豆電球と比較して同じメーカーのLED電球（消費電力0.5ワット）で計算すると「0.0005キロワット×8時間×31円／キロワットアワー＝0.124円」となります。
 
1ヶ月に換算すると3.72円なので、白熱電球よりおよそ33円安く済む計算です。
 
また、LED電球は白熱電球より寿命が長い傾向があるため、交換頻度が少なく済むでしょう。さらに、ライトが熱くなりにくかったり虫が寄り付きにくかったりする点もメリットとされているので、交換を検討してみるのもよいかもしれません。
 

豆電球にかかる電気代を節約するには？

豆電球にかかる電気代を節約するには、白熱電球をLED電球に交換すること以外にもさまざまな方法があります。
 
例えば、タイマー機能付きの照明に交換するのもおすすめです。寝付いた後でタイマーがオフになるよう設定しておけば、就寝中は電気代がかからずに済みます。「真っ暗だと寝付けない」という人も安心でしょう。
 
また、明るさを調節できるタイプの照明であれば、明るさをおさえることで消費電力も少なくできるので節約になる可能性があります。
 
そのほかにも、消し忘れをなくして無駄な電気代がかからないようにしたり、電力会社や契約プランの見直しをしたりすることも有効です。電力会社や契約プランの見直しは、ほかの家電などにかかる電気代の節約にもつながる可能性があります。
 

豆電球を1日8時間つけっぱなしにすると1ヶ月37円以上の電気代がかかる場合もある

就寝時に豆電球をつけることで電気代がどのくらいかかるのか心配になる人もいるでしょう。
 
豆電球の消費電力にもよりますが、1日8時間つけっぱなしにすることで1ヶ月あたり37円以上の電気代がかかる場合もあるようです。
 
消費電力の少ないLED電球に交換することで電気代を節約できる可能性があるため、検討してみるとよいでしょう。
 
そのほかにも、タイマー機能付きの照明にしたり、電力会社を見直したりすることで豆電球の電気代を節約できるかもしれません。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会　よくある質問 Q&A
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー