6月の食品値上げは「調味料」や「ヨーグルト」も対象と聞きました。子どもが毎朝食べているヨーグルトは、どれくらい上がったのでしょうか?

配信日: 2025.06.28
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6月の食品値上げは「調味料」や「ヨーグルト」も対象と聞きました。子どもが毎朝食べているヨーグルトは、どれくらい上がったのでしょうか?
2025年6月も食品の値上げが続き、調味料やヨーグルトといった日常的に使う食品まで対象に含まれています。特に、毎日ヨーグルトを食べるご家庭であれば、どれくらい値上がりするのか、家計にどう影響するのか気になる方も多いのではないでしょうか。
 
本記事では、6月の食品値上げの背景やヨーグルトの具体的な価格上昇、さらに家計を守るための対策までわかりやすく紹介します。
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6月も値上げラッシュ! 調味料や乳製品も対象に

2025年6月、国内で値上げが予定されている食品は約1900品目にのぼり、前年の約3倍という急増ぶりです。特に目立つのが調味料で、乳製品も値上げ対象となっています。
 
株式会社帝国データバンク「『食品主要195社』価格改定動向調査 ― 2025年6月」によると、今回の値上げでは調味料962品目が対象になっており、カレールウなどの香辛料や、だし製品などが広く含まれます。また、乳製品106品目も対象となっており、ヨーグルトや発酵乳、クリームなども値上がりしています。
 
これらの背景には、原材料の価格高騰、物流費、光熱費、人件費の上昇などが複雑に絡み合っており、家計への影響が避けられない状況です。
 

ヨーグルトはいくら上がった? 価格をチェック

大手乳業メーカーによると、2025年8月1日出荷分から、ヨーグルトや牛乳などの一部商品の価格が値上げされる予定です。森永乳業株式会社は、商品価格を4~10.1%引き上げると発表しました。たとえば、「ビヒダスプレーンヨーグルト 加糖」(112g)は、希望小売価格を139円から149円に引き上げられます。
 
同様に、雪印メグミルク株式会社も、2.7~7.4%引き上げを発表しています。たとえば、「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」(100g)は、希望小売価格を140円から150円へ変更されます。
 
いずれも1個あたり10円の値上げのため、毎日1個ずつ消費するご家庭では、1ヶ月(30日)で300円、年間で3650円の食費増加につながる計算です。今後もコスト上昇の傾向が続くことが予想されており、家計管理には注意が必要です。
 

食費の負担増にどう対応する? 家庭でできる対策とは

食品の値上げが続く傾向にある中、ご家庭で工夫することで負担を軽減することは可能です。まず取り入れたいのは、セールや特売のタイミングを逃さないことです。
 
スーパーのチラシやアプリを活用して、週ごとの特売情報やまとめ買いのチャンスをチェックすれば、日常的に購入する食品をお得に手に入れられます。ヨーグルトは冷蔵保存がきくため、値上げ前や特売時にまとめ買いしておくのも効果的です。
 
また、調味料の買い方を見直すことも節約につながります。しょうゆやみそなどは小瓶よりも、大容量タイプや詰め替え用を選ぶことでグラム単価を抑えられ、使用頻度の高い家庭では特にコストパフォーマンスが上がります。毎日の食卓で欠かせない調味料だからこそ、容量と価格のバランスを意識して選ぶことが、じわじわと効いてくる節約術です。
 

まとめ:家計を守るために今できる工夫を取り入れよう

今後の食品値上げでは、調味料やヨーグルトといった日常的に使う食品も対象となり、多くの家庭で家計に影響が出てきます。だからこそ、今の暮らしに合った工夫を少しずつ取り入れていくことが、これからの値上げにも柔軟に対応するための鍵になります。
 
セールや特売を活用したり、調味料の買い方を見直したりと、今できることから、無理なく続けられる工夫を始めていきましょう。
 

出典

株式会社帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年6月
森永乳業株式会社 一部商品価格改定のお知らせ
雪印メグミルク株式会社 家庭用商品乳食品・市乳商品 価格改定のお知らせ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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