共働き夫婦で生活費を「家賃7:3、食費5:5」で分けていますが、他の家庭もこんな感じなのでしょうか?

配信日: 2025.06.28
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共働き夫婦で生活費を「家賃7:3、食費5:5」で分けていますが、他の家庭もこんな感じなのでしょうか?
共働き夫婦が増える中で、「生活費の分担」をどうするかは多くの家庭での悩みの一つです。たとえば「家賃は7:3、食費は5:5で分けている」というケース。これって、他の家庭と比べて一般的なのでしょうか?
 
この記事では、実際の家庭の例や調査データをもとに、「生活費の分担割合」の普通を探ります。
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実際はどうしてる? 共働き夫婦の生活費分担

共働き夫婦の生活費分担には「これが正解」というものはありません。各家庭で収入や価値観が異なるため、実にさまざまな分け方が存在しています。株式会社リクルートが運営するゼクシィが行った調査によると、最も多いのは夫婦で割合を決めて分担する「一部負担」です。
 
たとえば夫の収入が妻の2倍あるなら、夫が家賃を多めに支払う、といったスタイルも含まれます。同調査では、一部負担の割合として7:3が最も多く、平均生活費に当てはめると約25万円と約10万円ずつ分担するイメージです。
 
逆に、すべてをきっちり半分ずつ負担する「完全折半」は、37.3%の夫婦が折半していると回答。家事や育児の負担とのバランスを考慮すると、完全な平等はかえって不公平と感じる人もいるようです。
 

家賃7:3、食費5:5のスタイルは“普通”か?

家賃などの固定費は、収入に応じた分担が一般的なので、夫婦間に収入差があるなら7:3の負担はよく見られるスタイルの一つです。特に家賃や光熱費といった金額の大きい支出は、収入が多いほうが多く出すというのが合理的です。
 
一方、食費などの変動費は、折半している家庭も少なくありません。食費は毎月金額が変わるため、買い出しや料理を分担しているなら費用も5:5で負担するのが自然と感じる人が多いようです。
 
つまり、家賃を7:3で、食費を5:5で分担するスタイルは、家庭内での役割分担や収入のバランスに配慮した、ごく普通で現実的な方法といえるでしょう。
 

他の家庭はどうしてる? 生活費分担の実例

生活費の分担方法には主に3つのタイプがあります。
 

1.項目別分担型

たとえば家賃や光熱費は夫が、食費や日用品は妻が負担するスタイルです。各自の支出額は違っても、役割が明確で管理がしやすいというメリットがあります。
 

2.収入比率型

収入に応じて生活費を一定の比率で分担する方法で、多くの家庭がこのスタイルを採用しています。生活費の総額を出したうえで、それぞれが7:3や6:4といった割合で支出する形です。
 

3.共通財布型

共通の口座に毎月一定額を出し合い、そこからすべての生活費を支払う方式です。お互いの自由な支出も確保できるため、個人のお金と家庭のお金をしっかり分けたい人に向いています。
 

柔軟で納得のいく分担を

「家賃7:3、食費5:5」という分け方は、実はよくあるスタイルで、収入差と役割分担のバランスを考えた合理的な方法です。他の家庭も、固定費は収入比率で、変動費は折半という形をとっているケースが多く、まさに“普通”の一つの形だといえるでしょう。
 
大切なのは、夫婦がお互いに納得できるかどうかです。収入や生活状況が変われば、分担方法も見直す必要があります。定期的に話し合い、必要なら柔軟に変えていくことで、無理なく続けられる家計管理ができるはずです。
 
不安や疑問がある場合は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談するのも一つの方法です。あなたの家庭に合った最適なバランスがきっと見つかるはずです。
 

出典

株式会社リクルート 共働き夫婦の「生活費」の負担割合って?円満な分担ルールを解説
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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